英国での外国人就労ますます困難に、首相が制限強化の方針

英国のキャメロン首相は10日、同国で欧州連 合(EU)加盟国以外の外国人が就労するのを一段と制限する方針を示 した。移民を大幅に減らす取り組みの一環。

キャメロン首相は議会での質疑応答セッションで、メイ内相が政府 の移民助言委員会(MAC)にビザ(査証)取得要件を厳しくする方法 の勧告を求めたと発表。同委が検討する項目には同要件で外国人労働者 が求められる年間給与の最低水準を2万800ポンド(約400万円)から引 き上げることや技能労働者不足を理由に雇用主が滞在許可の必要性を主 張できる職種の制限などが含まれる。

EU域内では人の移動が原則自由なため、移民減らしを公約とする キャメロン政権は域外からの移民を制限するしかない。MACは技能労 働者などに発給されるTier2ビザを検証し、年末までに大半の勧告 をまとめる。多国籍企業の企業内転勤(ICT)での英国就労に必要な Tier2のICTビザの要件も厳しくなるもよう。

インスティチュート・オブ・ディレクターズ(ロンドン)を率いる サイモン・ウォーカー氏は計画には英成長を損ねるリスクがあると指 摘。「ビザのコストを一段と引き上げる提案は本質的に、外国人雇用へ の課税も同然。英経済の土台に世界各国からの技術・技能があることを 考えれば、これは大変に奇妙にみえる」と電子メールで述べた。

原題:Cameron to Make Bringing Non-EU Workers Into U.K. Harder (1)(抜粋)

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