ギリシャ、メルケル独首相に望みつなぐ-新提案でますます混迷

ギリシャは行き詰まった救済交渉でドイツの メルケル首相の協力に期待している。今週出した最新の提案への債権者 側の反応は芳しくなく、事態はむしろ混迷を深めた。

ギリシャ救済プログラムの失効を30日に控え、チプラス首相は10日 にブリュッセルでメルケル首相およびフランスのオランド大統領との会 談を望んでいる。ドイツ政府報道官によれば、メルケル首相はチプラス 首相が要請するならば会合に応じる考え。

債権者側が望む改革計画をギリシャが出さないことに、債権団はい ら立ちを深めている。ギリシャが今週示した新提案は議論の土台として 不適切だと見なされていると交渉に関わる関係者2人が述べた。

メルケル首相が率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)の有力議 員、ミヒャエル・フックス氏はインタビューで、「現在のギリシャの提 案には真剣さが全くない」と述べた。「ギリシャは交渉可能な案を出し てきていない」と論じた。

ギリシャが先週、債権者側がまとめた案を拒否したことで、進むべ き方向が見えにくくなっていると当局者らが匿名で述べている。財政目 標とそれを達成する方法についての主張の隔たりは埋まっていないとい う。ギリシャ側は最新提案に対する応答を得ていないとしている。

欧州当局者2人によれば、欧州委員会のユンケル委員長とユーロ圏 財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長は今のところチプ ラス首相と再交渉する予定はない。

原題:Greece Looks to Merkel to Break Impasse as Plan Snarls Talks (2)(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、Jonathan Stearns、Marcus Bensasson、Paul Gordon、Nikos Chrysoloras、Rebecca Christie.

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