「LIBORは陰謀説」とドイツ銀元幹部が銀行協会に電話

ドイツ銀行の元幹部が2008年4月に英国銀行 協会(BBA)に対し、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の操作 疑惑が「陰謀説」にすぎないと話していたことが明らかになった。

ドイツ銀行でファイナンス・為替フォワードのグローバル責任者を 当時務めていたデービッド・ニコルズ氏は、トレーダーが利益を押し上 げるためにLIBORを操作しているとのうわさを払拭(ふっしょく) するため、BBAのジョン・ユアン氏に08年4月17日に電話し、「興味 深い陰謀説だが、実際は起きていない」と疑惑を否定した。

LIBOR操作で起訴された元トレーダー、トーマス・ヘイズ被告 の裁判で、29分間の通話記録の一部が読み上げられた。ヘイズ被告 (35)は、LIBOR操作の共謀をめぐり8つの訴因で刑事責任を問わ れている。

金融危機が深刻化しつつあった08年4月当時は、銀行が健全な印象 を与えるためにLIBORを低めに申告しているのではないかという臆 測が広がり、BBAも役員会でこの問題を協議したが、ニコルズ氏はそ の翌日にユアン氏に電話していた。

一方、ドイツ銀の英国部門会長だったチャールズ・オールディント ン氏はBBAの役員会で各行から集まった幹部らに対し、トレーダーが 損益の必要に応じて日常的にLIBORを調整していると述べていた。

原題:Deutsche Bank Manager Called Libor Fixing Conspiracy Theory (1)(抜粋)

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