中国の信託会社が97年以来のドル建て債-格付けはリスク反映

中国の中融国際信託は8日、ドル建ての3年 債2億2500万ドル(約280億円)を利回り6%で起債した。中国の信託 会社によるドル建て債としては1997年以来となる。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から起債 で「BB」格付けを得た中国の金融機関は中融が初めてで、ドル建て債 発行は97年の福建国際信託投資以来2社目。

S&Pによれば、中融に付与したジャンク(投資不適格)級格付け には、評判を気にする信託各社が失敗した投資の救済に動く可能性があ るリスクが織り込まれている。中国では信託会社がここ10年で急拡大 し、シャドーバンキング(影の銀行)業界の主な貸し手、それに国内不 動産業界と地方政府関連会社の重要な資金調達源となった。

S&Pの胡暘瑞アナリスト(香港在勤)は、「中国の信託セクター 最大のリスクは、失敗した投資対象を信託各社が救い出す必要があると の根深い見方が残っていることだ。こうした見方が変わるのには時間が かかる」と述べた。中融の担当者にコメントを求め2回電話したが応答 はなかった。

原題:China Shadow Banker Sidesteps Default Concern to Sell Debt (2)(抜粋)

--取材協力:Christopher Langner、David Yong.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE