欧州債:ドイツ債下落、30年債利回り大幅上昇-景気と供給懸念

9日の欧州債市場ではドイツ国債が下落 し、30年債利回りは約1週間ぶりの大幅上昇となった。景気回復が勢い を増す中で、新たに発行される国債の消化をめぐる懸念が強まったこと が背景にある。

欧州債の指標とされるドイツ10年債の利回りも上昇。同国は2046年 償還のインフレ連動債を25億ユーロ発行した。米財務省は240億ドル規 模の3年債を手始めに、計580億ドル相当の入札を今後2日にわたり3 回実施する。この日午前に発表されたユーロ圏の1-3月(第1四半 期)域内総生産(GDP)改定値は昨年10-12月(第4四半期)と同程 度の伸びを示した。

SEB(フランクフルト)のシニア金利ストラテジスト、マリウ ス・ダハイム氏は「とりわけ米国と欧州の経済データの改善を考慮する 必要がある」と発言。「米国の入札も材料となり得る」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時40分現在、ドイツ30年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.66%。これは3日以 来の大きな上昇。同国債(表面利率2.5%、2046年8月償還)価格はこ の日、2.48下げ120.40。

独10年債利回りは8bp上昇の0.96%。同年限のイタリア国債利回 りは3bp上げ2.29%、スぺイン国債利回りは2bp上昇し2.27%とな った。

原題:German Bonds Extend Decline as Nation Sells 30-Year Securities(抜粋)

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