ギリシャは独仏首脳の外交努力が焦点-チプラス首相と10日会談

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ギリシャは欧州委員会に9日提出した修正案 で財政目標に関する公約を後退させた。メルケル独首相とオランド仏大 統領は10日のギリシャ首相との会談で、再び打開の道筋を探ることにな る。

ギリシャ支援プログラムの失効を今月末に控えて、チプラス首相 は10日にブリュッセルで独仏首脳と会談する予定。ギリシャ首相府が明 らかにした。チプラス首相と債権者が月内に合意しない限り、同プログ ラムの残りの資金は供与されない。

3首脳の協議は欧州連合(EU)と中南米カリブ海諸国共同体 (CELAC)のサミット初日の終了後に行われる。独仏首脳は先月か らギリシャとの交渉への関与を強めている。

メルケル首相率いるドイツの与党キリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)のカウダー連邦議会(下院)院内総務はベルリン で、「われわれはギリシャのユーロ残留を望んでいるが、この希望がか なうかどうかは全てギリシャ次第だ。条件を満たす必要がある」と語っ た。

EU当局者によれば、ギリシャの最新案はチプラス首相がユンケル 欧州委員長との3日の会談で合意した内容から後退していた。ギリシャ は先週の債権者との会合では財政目標に異議を唱えなかったという。

欧州委のドムブロフスキス副委員長はストラスブールで、「今後数 日以内の合意は可能だ」と発言。ギリシャは債権者側の要求のうち争点 となっている部分の一部を「同等の財政措置」に置き換えることができ るだろうと述べ、「過去数日間でかなり集中的に実務的な作業が行われ ており、前進できる」との認識を示した。

当局者によると、ギリシャは最新案で欧州金融安定ファシリティー (EFSF)の残りの救済資金の利用と、国内銀行による政府短期証券 の購入上限の引き上げを要求。欧州中央銀行(ECB)が保有する約67 億ユーロ(約9390億円)相当の債券の7、8月の償還に向けて、欧州安 定化メカニズム(ESM)からの資金提供も求めた。

原題:Greek Focus Shifts Back to Merkel-Hollande in Quest for Aid Deal(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson、James G. Neuger、Rainer Buergin、Birgit Jennen、Christos Ziotis、Karl Stagno Navarra、Radoslav Tomek、Helene Fouquet、Jonathan Stearns.

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