ドイツ銀、コメルツ銀など独オーストリアの銀行格下げ-S&P

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米格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は9日、ドイツ銀行とコメルツ銀行、エルステ・グルー プ・バンクなどドイツとオーストリアの銀行の格付けを引き下げた。危 機の際に政府が支援を提供する可能性が後退したことを理由に挙げた。

ドイツ銀の長期債格付けは「A」から「BBB+」に2段階引き下 げられた。アウトルック(格付け見通し)は「ステーブル(安定 的)」。S&Pは発表文で、銀行の事業整理をめぐるドイツの新たな法 制の下では、政府支援に不確実性が伴うとの見解を示した。コメルツ銀 は「A-」から「BBB+」に1段階格下げされた。

オーストリアのエルステ・グループも「A-」から「BBB+」に 1段階の格下げ。ライファイゼン・バンク・インターナショナルは「A -」から「BBB」に2段階引き下げられた。アウトルックはいずれも 「ネガティブ(弱含み)」。

英銀バークレイズとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ ループ(RBS)については、2月に引き下げた持ち株会社の格付けを 据え置く一方、事業会社の長期債格付けを引き下げた。

S&Pは「英国とドイツ政府が銀行システムに特別な支援を提供す るという見通しが不確かだとわれわれは現時点で考えている。つまり両 国に拠点を置くシステム全体にとって重要な商業銀行グループの格付け について、そのようなプラス要因をわれわれは織り込んでいない」と説 明した。

原題:S&P Cuts German, Austrian Banks on Rules Requiring Bond Losses(抜粋)

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