ギリシャ解決は独仏首脳の外交努力が鍵か-進展なしと当局者

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ギリシャは欧州委員会に9日提出した修正案 で財政目標に関する公約を後退させた。ドイツのメルケル首相とフラン スのオランド大統領の外交努力に再び事態打開の期待がかかる状況とな った。

ギリシャ支援プログラムの失効を今月末に控えて、チプラス首相 は10日にブリュッセルで独仏首脳と会談する予定。チプラス首相が債権 者と合意しない限り、同プログラムの残りの資金は供与されない。

3首脳の協議は欧州連合(EU)と中南米カリブ海諸国共同体 (CELAC)のサミット初日の終了後に行われる。ギリシャの資金繰 りがますます悪化し事態が緊迫していることがうかがわれる。

交渉プロセスに関わる当局者によると、今週これまでの協議は進展 をもたらさなかった。財政目標とそれを達成する方法についての主張の 隔たりは埋まっていないと、関係者が匿名を条件に述べた。ギリシャは 先週、債権者側がまとめた合意案を拒否している。

メルケル首相率いるドイツの与党キリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)のカウダー連邦議会(下院)院内総務はベルリン で、「われわれはギリシャのユーロ残留を望んでいるが、この希望がか なうかどうかは全てギリシャ次第だ。条件を満たす必要がある」と語っ ている。

EU当局者によれば、ギリシャの最新案はチプラス首相がユンケル 欧州委員長との3日の会談で合意した内容から後退していた。

当局者によると、ギリシャは最新案で欧州金融安定ファシリティー (EFSF)の残りの救済資金の利用と、国内銀行による政府短期証券 の購入上限の引き上げを要求。欧州中央銀行(ECB)が保有する約67 億ユーロ(約9390億円)相当の債券の7、8月の償還に向けて、欧州安 定化メカニズム(ESM)からの資金提供も求めた。

原題:Greek Focus Shifts Back to Merkel-Hollande in Quest for Deal (1)(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、Arne Delfs、Patrick Donahue、Jonathan Stearns、Marcus Bensasson.

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