きょうの国内市況(6月9日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株1カ月超ぶり下落率、ギリシャや金利、円高警戒-午後崩れる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は3営業日続落し、主要株価指数は1カ月超ぶりの下 落率となった。ギリシャ情勢やドイツ長期金利の上昇傾向、対ドルで円 高方向に振れた為替動向が嫌気され、アジア株安や国内消費者態度指数 の低下を受けた午後に入り、先物主導で下げ足を速めた。

輸送用機器やゴム製品、電機など輸出関連株中心に幅広く下げ、鉄 鋼や非鉄金属など素材株、保険や銀行など金融株も安い。TOPIXの 終値は前日比27.62ポイント(1.7%)安の1634.37、日経平均株価は360 円89銭(1.8%)安の2万96円30銭。両指数とも4月30日以来の下落 幅、下落率だった。

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「ア ジア株が総じて下げている中、『テーパータントラム』に対する警戒が 強い」と指摘。来週には米国で連邦公開市場委員会(FOMC)もあ り、「ビッグイベント前に利食いが出てきている」とみていた。

東証1部33業種は保険やゴム、非鉄金属、輸送用機器、パルプ・ 紙、鉄鋼、電機、銀行などが下落。水産・農林、石油・石炭製品、電 気・ガスの3業種のみ上昇した。

東証1部の売買高は23億6680万株、売買代金は2兆6628億円。値上 がり銘柄数は166、値下がりは1652。

売買代金上位では、東京電力やみずほフィナンシャルグループ、富 士重工業、第一生命保険、村田製作所、日産自動車、DMG森精機など が売られ、クレディ・スイス証券が投資判断を下げたブリヂストンも安 い。バークレイズ証券が投資判断を上げたJR西日本は上昇、東京ガス も堅調だった。

●債券反発、流動性供給入札順調や株安で買い-超長期債利回り急低下

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券相場は反発。超長期ゾーンの利回りが急低下し、長期金利は1 週間ぶりの水準に下げた。前日の米国市場で株安・債券高となった地合 いを引き継いだほか、この日実施の流動性供給入札が順調な結果となっ たことを受けて買いが優勢となった。

長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比7銭高の147円02銭 で取引を開始した。午後に入って、流動性供給入札の結果発表後に一 時147円32銭と、日中取引ベースで3日以来の高値を付けた。結局36銭 高の147円31銭で引けた。

DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャー は、「警戒されていた流動性供給入札が強い結果となったことを受けて ショートカバー主導で買いが優勢となった」と説明した。「円債市場は 米連邦公開市場委員会(FOMC)や40年債入札が終わるまでは動きづ らいものの、これらのイベントを過ぎると償還金の再投資などの好需給 環境下で10年債利回りは0.40%方向に低下する可能性がありそうだ」と 述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を0.5ベーシ スポイント(bp)下回る0.485%で始まり、午前は同水準で推移。午後 に入ると水準を切り下げ、一時は0.445%と2日以来の低水準を付け た。その後は0.45%で取引されている。

財務省がこの日の午後零時45分に発表した流動性供給入札(発行 額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差がマイナ ス0.005%、募入平均利回り較差はマイナス0.013%となった。今回は残 存期間15.5年超から39年未満の超長期国債が対象銘柄。投資家需要の強 弱を示す応札倍率は3.76倍と、同年限を対象とした前回の2.24倍から上 昇した。

●ドルが対円で3日ぶり安値、上昇スピード警戒-株安で円買い圧力

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=124円台前半と、 3営業日ぶりの水準までドル安・円高が進んだ。先週末に13年ぶりの高 値に達したドルの上昇スピードに対して警戒感がくすぶる中、世界的な 株価の下落基調を背景にリスク回避に伴う円買い圧力がかかった。

午後3時半現在のドル・円相場は124円32銭付近。ドルは124円74銭 を上値に午後には一時124円16銭まで水準を切り下げた。ドル・ 円相場 の相対力指数(RSI、14日ベース)は60台で推移しており、売り買い の分水嶺(れい)となる50を上回ってドルがやや買われ過ぎの状態にあ ることを示している。

バークレイズ銀行の門田真一郎為替ストラテジストは、米利上げが 見込まれる中でドルの上昇余地は残るとしながらも、「ドル高進行によ る物価や経済に対する抑制効果も警戒される」と指摘。また、ギリシャ 情勢をめぐるリスクや、世界的に株価が軟調になりつつある中で、「リ スクセンチメントの悪化に対する警戒からドルの高値を追いづらい状況 になりそうだ」とも言う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE