ゴールドマンが警告した「退屈」-海外はエキサイティング

ゴールドマン・サックスのストラテジスト、 デービッド・コスティン氏は米株式市場のリターンをめぐり2015年は退 屈な1年になると警告した。

「われわれのセンチメント指数は今週42で、これで9週連続で30 と60の間だ」と指摘。同指数の目盛りはゼロから100。「安定した中立 的な数字は、低調なトレーディング量や米個人投資家協会(AAII) の投資家センチメント調査、顧客との会話などが伝えるシグナルを確認 するものだ。全てが今の株取引環境が『退屈』であることを示唆してい る」とコメントした。同氏はS&P500種株価指数の年末予想を2100と しており、年内は退屈な時が続くと示唆。悪いことに株式以外の資産や 海外市場はエキサイティングだ。

債券市場は退屈ではない。債券バブルを恐れないチキンレースが続 いているという見方もある。旧約聖書の出エジプト記に出てくる災いに 備えているかのようだ。

中国株は退屈ではない。上海総合指数のここ1年間で150%上昇し たという現実を前に、ファンドマネジャーらはベンチマークを下回る運 用成績となれば説明を迫られる。

欧州は退屈ではない。ドイツの代表的な株価指数DAXは調整局面 入りした。クレディ・スイスによれば、「高水準のマクロリスク」が欧 州市場のボラティリティ(変動性)に織り込まれており、ユーロストッ クス500指数の1カ月物インプライドコリレーションは80%と、2011年 のソブリン債危機以来の高水準だという。なんと興奮すべき状況か。

米国株が傑出してセンセーショナルだった時代は終わったのだろう か。あるいは時期外れの大当たり映画のクライマックスのように他の市 場の興奮が米国株に追い付くのだろうか。全く何もかも考えるのさえ退 屈だ。

原題:Goldman Sachs Confirms: This Really Is One Boring Stock Market(抜粋)

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