「ダイヤモンドは永遠の輝き」をもう一度-生産者が結束

ダイヤモンドを価値あるものにするのは何だ ろうか。歴史を振り返ると、それは洗練されたマーケティングチームと 飛び切り上等のキャッチフレーズであることが分かる。

「ダイヤモンドは永遠の輝き」は、米広告業界誌アドバタイジン グ・エイジによって20世紀最高のスローガンに選ばれた。この広告によ って、デビアスは約70年間にわたりダイヤは2カ月分の給料に値するも のだと人々を納得させてきた。ところが、10年前にダイヤ市場でデビア スの独占状態が終わると、業界のマーケティングをけん引する同社の役 割はぼやけていった。

英高級ブランド、マイケル・コースのハンドバッグや米アップルの タブレット「iPad(アイパッド)」、ボルドー産ビンテージワイン などに対抗し、デビアスのほか英・オーストラリア系リオ・ティント・ グループやロシアのアルロサなどのダイヤ生産会社は5月にダイヤモン ド生産者協会を結成。新世代がダイヤを究極の高級品であり愛情の表現 と見なすようになることを目指している。特に米国で他の高級品販売が 急速に伸びる中、800億ドル(約10兆円)規模のダイヤ市場の将来がか かっている。

デビアスのマーケティング責任者、スティーブン・ルシエ氏は「ミ レニアル世代はそれ以前の世代に劣らず愛に関心がある。しかし、ダイ ヤは愛情の表現だということを彼らが引き続き考えてくれるように促す 必要がある」と説明する。

世界最大の市場である米国では、他の製品に対する消費者の需要が 速いペースで伸びる中、ダイヤ需要は圧迫されている。2004-13年に高 級電子機器セクターは年間約14%、高級ワインとシャンパンは11%の伸 びを示した。一方、高級宝飾品需要の伸びは1.9%にとどまり、高級化 粧品やたばこ、腕時計の伸びを下回った。

ルシエ氏によれば、ダイヤモンド生産者協会は3年間で1800万ドル をミレニアル世代や「ジェネレーションY」と呼ばれる若年層向け広告 に支出する予定。業界の賛同者が増えれば広告予算は「大幅に」増加す ると同氏は予想している。

原題:Diamond Industry Unites to Match 20th Century’s Best Ad Line(抜粋)

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