中国に依然デフレリスク、需要の弱さ鮮明-5月の物価指標

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中国の5月の消費者物価指数(CPI)は前 月に比べて伸びが鈍化し、生産者物価指数(PPI)は過去最長の低下 局面が続いている。国内外の需要の弱さが浮き彫りになった。

国家統計局が9日発表した5月のCPIは前年同月比1.2%上昇。 ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は1.3%上昇、4月実績 は1.5%上昇だった。5月のPPIは同4.6%低下し、3年を超える連続 前年割れ記録がさらに伸びた。

中国政府が掲げる今年のインフレ率目標は3%前後だが、足元では その半分にも満たず、中国人民銀行(中央銀行)が追加緩和策を講じる 余地があることを示唆している。

マッコーリー・セキュリティーズの中国経済担当責任者、胡偉俊氏 (香港在勤)は「需要は依然として総じて弱く、景気は底入れしつつあ るが底打ちはしていない」と指摘。「インフレ圧力が安定している限 り、人民銀にはなお流動性供給の余地がある」と述べた。

5月の食品のCPIは前年同月比1.6%上昇、食品以外は同1%上 昇となった。

5月のPPIでは、石油・天然ガス探査業が前年同月比36.1%低 下。ただ石油加工業は前月比ベースで3.6%上昇に転じた。4月は 同1.5%低下だった。

原題:China Deflation Risks Linger, Underscoring Weak Local Demand (2)(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Xin Zhou、Iain McDonald.

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