EUのギリシャへの不満強まる-交渉戦術にいら立ち

欧州連合(EU)のギリシャに対する不満が 強まっている。

メルケル独首相は8日、ギリシャに迅速な行動を求めた。これに先 立ち、オバマ米大統領は主要7カ国(G7)首脳会議でギリシャ支援協 議が進展しないことへの懸念を表明。ユンケル欧州委員長はギリシャの 措置はユーロ残留を確実にするには不十分だと指摘した。

ギリシャのチプラス首相が先週再び支援再開の条件を拒否した後、 債権者らの間で同首相の交渉戦術へのいら立ちが募っている。チプラス 政権は今月の国際通貨基金(IMF)への返済を一本化し、5日期限の 約3億ユーロ(約420億円)の支払いを先延ばしした。

ユンケル委員長は7日、チプラス首相の先週の議会演説は債権者側 の主張を誤って伝えたと批判。ユーロ圏との立場の相違を埋める上でチ プラス首相の取り組みは不十分だと指摘した。

同委員長は首脳会議閉幕後、ドイツのバイエルン放送とのインタビ ューで、「私は依然、ギリシャ側から橋を架けてくるのを待っている」 と発言。「EUないしユーログループ側から際限なく橋を延ばし続ける ことはできない」と語った。

一方、迅速な行動を求める声が強まる中でも、ギリシャのバルファ キス財務相は債権者の姿勢に疑念を表明。ユーロ圏当局者が交渉を真剣 に受け止めるなら、支援資金は一夜にして供与されるだろうと、ベルリ ンで8日遅く語った。

原題:EU Frustration Mounts as Greece Lashes Out at Creditor Demands(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin、Rebecca Christie、Chad Thomas.

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