G7:欧州はロシアやギリシャなど地域問題解決で結束

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ドイツで行われた主要7カ国(G7)首脳会 議(サミット)に参加した欧州首脳らはロシア・ウクライナ問題や中東 での過激派組織との紛争、地中海地域の移民流入増加といった地域問題 に立ち向かう姿勢を示した。

今回のG7サミットでは、財政難に苦しむギリシャのユーロ圏離脱 や英国の欧州連合(EU)離脱の可能性を含め、欧州情勢が議論の中心 だった。ウクライナのクリミアを併合し、同国東部の親ロシア派を支援 しているとしてG7から外されたロシアのプーチン大統領は参加してい ない。

メルケル独首相は8日、G7閉幕後に記者団に対し、「ロシアにつ いて過度に議論していない」と述べ、「ウクライナ問題をめぐってロシ アについて話し合ったが、それ以上の時間をテロ対策といった問題に割 き、重点的に議論した」ことを明らかにした。

フランスのオランド大統領は「ロシアとはイランの核開発プログラ ムやシリア問題で協議する必要がある」と述べ、「わたしはメルケル首 相、プーチン大統領とウクライナ問題について定期的に話し合ってい る」と説明した。

昨年G8から外れたロシア大統領が近い将来にサミットに復帰する 兆候は見えない。来年のサミット開催国である日本の安倍晋三首相は 「現時点でロシアを含めたG8で意味のある議論を行えるとは考え難 い」と述べた。

欧州4カ国の首脳はウクライナ東部の不安定な停戦状態が完全に崩 壊した場合には、対ロシア経済制裁を強化する方針を表明。現行の制裁 を少なくとも年末まで延長する考えも示した。延長には欧州連合 (EU)の全会一致の支持が必要になる。

オバマ米大統領は6月25-26日のEU首脳会議の「第1の目標」は 制裁の現状を再確認することだと述べ、「ロシア制裁を続ける必要があ るという強いコンセンサスがある。われわれが望むのは追加措置を講じ る必要がない状況だ」と付け加えた。

原題:Europe Vows at G-7 to Fight Crises From Russia to Syria, Greece(抜粋)

--取材協力:Patrick Donahue、Arne Delfs、Helene Fouquet、Josh Wingrove、Justin Sink、Hans Nichols、Flavia Rotondi、Robert Hutton、Alex Webb、Lorenzo Totaro.

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