アジア・太平洋株式サマリー:上海総合7年ぶり高値、インド続落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

8日の中国株式市場では、上海総合指数が約7年ぶりの高値に上 昇。5月の中国輸出が減少する一方で、株価指数を提供する米MSCI が中国本土株を指数に組み入れるとの観測が広がり、上げ下げを繰り返 す展開となった。一方、小型株から成る創業板(チャイネクスト)指数 は下落した。

交通銀行(601328 CH)は約6年ぶりの高値を付け、金融株の値上 がりをけん引。鉄道車両メーカー、中国中車(601766 CH)は上海市場 で10%の値幅制限いっぱい上昇。同社は中国南車(CSR)と中国北車 (チャイナCNR)の合併で誕生し、この日が株式の初取引となった。 コンピューターシステムの深圳市銀之杰科技(300085 CH)を中心に小 型株が下落し、創業板指数は4.7%安。

上海総合指数は前週末比2.2%高の5131.88で終了。終値ベース で2008年1月以来の高値となった。先週は8.9%上昇していた。 CSI300指数は前週末比2.3%高。

IGアジアの市場ストラテジスト、バーナード・アー氏(シンガポ ール在勤)は、人民元建ての「A株がMSCIの新興市場指数に採用さ れるかどうか、それによって中国株に大きな動きが生じるかどうかに市 場は注目している」と述べた。

香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が前週末比1.4% 高、ハンセン指数は同0.2%高でそれぞれ引けた。

【インド株式市況】

8日のインド株式相場は下落し、指標のS&P・BSEセンセック スは5営業日続落となった。リライアンス・インダストリーズの下げが 目立った。チャートのテクニカル分析によれば、1兆5000億ドル規模の インド株式市場では一段安の兆候が出ている。

世界最大の製油所を所有するリライアンスは4週間ぶりの大幅下 落。ベダンタとタタ・スチールが構成銘柄の中で大きな下げとなった。 英高級車メーカー「ジャガー・ランドローバー」を傘下に置くタタ・モ ーターズは10カ月ぶり安値。

センセックスは前週末比0.9%安の26523.09と、昨年10月20日以来 の安値で終了。この日の取引で同指数の50日移動平均は200日移動平均 を1年10カ月ぶりに下回り、いわゆる「デッドクロス」を形成した。

K・R・チョクシー・セキュリティーズのシニアバイスプレジデン ト、ヘメン・カパディア氏は電話で、「相場が下げ続けたところにこう したパターンが見られ、指数は向こう数週間にわたって一段安となる可 能性がある」と説明した。

【オーストラリア株式市況】

8日のオーストラリア株式市場は祝日のため休場。9日に取引は再 開される。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比0.1%安の2065.19。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比0.3%高の9368.43。

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