英国のEU国民投票の早期実施、格付けリスクに-ムーディーズ

英国が欧州連合(EU)残留・離脱を問う国 民投票を早期に実施した場合、同国の信用格付けを脅かすリスクをはら むと、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが8日指摘 した。

国民投票が2016年に実施されれば、この問題をめぐる不透明な期間 は短縮されるものの、EUとの取り決めで「英政府が目指す変更を確保 できないリスクも高まり、それがEU残留支持に向けた政府の意欲に悪 影響を与える可能性がある」と、ムーディーズは説明した。

キャメロン首相は2017年末までの国民投票実施を公約しているが、 実施を来年に早める可能性がある。その前に同首相は、EU加盟を続け る根拠として、EUから条件の変更を引き出したい考えだ。

ムーディーズは「EUの単一市場への現在のアクセスを少なくとも 部分的に補うような代替の貿易取り決めが存在しない現状では、EU離 脱は英国の成長見通しにマイナスの影響を及ぼしソブリン格付けへの重 しとなる公算が大きい」と説明した。同社が英国に付与している格付け は「Aa1」で、投資適格級の上から2番目。

原題:Moody’s Says Early EU Vote May Be a Risk for U.K. Credit Rating(抜粋)

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