自民・二階氏:円安の進行、今のところ大騒ぎ不要-インタビュー

自民党の二階俊博総務会長は、1ドル=125 円台までドル高円安が進行した現在の為替相場の変動で、政府が慌てて 対応を取る必要はないとの認識を明らかにした。8日午後、ブルームバ ーグのインタビューで語った。

二階氏は為替相場の動きについて「急激な変動がある場合は政府と しても対応しないといけないし、国際社会としても、共同で協力し合っ て対応していかないといけないが、今のところ大騒ぎするところまでは 行っていない」と発言。水準については「125円が大丈夫でその次がい くらというわけではないが、いまのところは冷静に見守っていけばいい のではないか」と語った。

ドル・円相場は8日午後6時50分現在、1ドル=125円33銭前後を 推移している。

二階氏は日本銀行の追加緩和については「これからの経済の動きを 見ながら慎重にやっていけばいい」と語った。金融緩和の出口戦略を検 討する必要性に関しては「そんなに日本はバタバタする必要はない」と 述べた。

日経平均株価が2万円台を付けた株式相場については「ごく最近ま で疲弊して小さく固まっていたのだから、そこから脱皮しようという懸 命の努力を日本はやっている。その成果が多少現れてきたという程度」 と述べ、「この程度はバブルなんて言い切れないのではないか」と語っ た。

二階氏は1939年2月生まれの76歳。運輸相、経済産業相、自民党国 対委員長、衆院予算委員長などを歴任。幹事長、政調会長と共に自民党 3役の一角を占める総務会長には2007年から08年にかけての福田康夫政 権でも務めたが、14年9月の党役員人事で再び就任した。中国とのパイ プがあり、5月に訪中した際には習近平国家主席とも会談している。

--取材協力:広川高史.

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