きょうの国内市況(6月8日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株は小幅続落、米金利警戒強い-原油・円安のデメリット意識も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は小幅続落。米国金利の上昇に警戒感が根強く、前週 から続く連騰後の調整ムードも残った。輸送用機器や精密機器など輸出 関連株が軟調、海外原油高や円安のデメリットを意識する格好で電力や 空運株も安い。

TOPIXの終値は前週末比5.07ポイント(0.3%)安の1661.99、 日経平均株価は3円71銭(0.02%)安の2万457円19銭。

三菱UFJ投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジストは、 「欧米株が下落しており、長期金利が上がっている中、日本株だけ上昇 するのは難しい」と指摘した。日経平均は15年ぶりの高値まで一度上昇 しており、「高値警戒感は引き続きある」と言う。

東証1部33業種は電気・ガス、空運、サービス、精密、鉄鋼、輸送 用機器、電機など20業種が下落。一方、石油・石炭製品やその他金融、 倉庫・運輸、海運、銀行など13業種は上昇した。

東証1部の売買高は21億1708万株、売買代金は2兆2882億円。値上 がり銘柄数は856、値下がりは875。

売買代金上位では、東京電力やファナック、アステラス製薬、九州 電力、日本航空、シマノが安く、5月単体売上高が前年同月比2.7%減 だった電通も売られた。半面、第一生命保険やユニ・チャーム、アイフ ル、スクウェア・エニックス・ホールディングス、アイフルは上げ、来 年の主要国首脳会議(サミット)開催地が三重県の伊勢志摩に決まり、 現地への鉄道路線を持つ近鉄グループホールディングスも高い。

●債券反落、雇用統計受けた米債安で売り-長期金利0.5%の買い支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券相場は反落。前週末の米国債相場が市場予想を上回る米雇用統 計を受けて下落した流れを引き継ぎ、売りが先行した。半面、長期金利 の0.5%付近の水準では投資家などから買いが入り、相場を下支えし た。

8日の長期国債先物市場で中心限月6月物は、前週末比11銭安 の146円90銭で取引を開始し、一時146円89銭に下落。午後は146円90銭 台で推移し、午前に付けた146円99銭まで戻す場面も見られた。結局、 6銭安の146円95銭で取引を終えた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは0.495%と、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値 より1.5ベーシスポイント(bp)上回って開始。その後は0.49%での推移 が続いている。新発20年物の152回債利回りは1bp高い1.275%、新発30 年物の47回債利回りは1.5bp高い1.535%を付けている。

バークレイズ証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは、「先週 末の海外市場で米国債利回りが上昇したことを受けて、円債は安く始ま った」と指摘。ただ、「相対的には落ち着いている。水準的には買い方 向の投資家需要が見られるところに来ている。売りが出たが買いも入っ ているもよう」と話した。

●ドル・円は125円台半ば、13年ぶり高値圏-年内の米利上げ観測で

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=125円台半ばを挟ん だ展開。前週末に13年ぶり高値を付けた後でドル売りがやや優勢となっ たが、米国の年内利上げ観測が強まる中、ドルの下値は限定的だった。

午後3時35分現在のドル・円相場は125円55銭前後。朝方付けた125 円68銭から一時125円29銭までドル売りが進んだが、午後にかけては下 げ渋り、125円台半ばまで値を戻した。5日の海外市場では5月の米雇 用統計で雇用や賃金の伸びが予想を上回ったことからドルが急伸し、一 時125円86銭と2002年6月以来の高値を付けた。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの山田修輔チーフ FXストラテジストは、「今週の注目は米小売とギリシャ情勢がどうな るかだ」とした上で、「短期的にはドル・円の上をみている投資家が多 いと思うので、そういう意味ではまだ上昇トレンドが続く可能性がある というところは変わっていない」と語った。

ユーロ・ドル相場は前週末に1ユーロ=1.12ドル台から一時1.1050 ドルまでドル高が進行。週明けの取引では1.1100ドル前後でもみ合う展 開となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE