FIFA:内部で横行する便宜のやり取り-ジーコ氏は批判的

国際サッカー連盟(FIFA)幹部やスタッ フは長年にわたり便宜のやり取りを行い、自らに都合の良いプライベー トクラブのようなガバナンスモデルを構築し、争いを避けてきた。

ケイマン諸島の銀行家、ジェフリー・ウェブ氏ら現職および元 FIFA幹部が先月、収賄やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪 で米検察当局に起訴され、ブラッター会長が辞意表明に追い込まれる事 態となった。

FIFA幹部は各地域のサッカー連盟内の権力を背景にポジション を獲得する。元ブラジル代表のスター選手、ジーコ氏に言わせれば、こ れはワールドカップ開催で最大50億ドル(約6270億円)もの収益を生み 出す組織を運営する方法としては適切ではない。

ジーコ氏はインタビューで、こうしたシステムは「便宜のやり取り ということに尽きる」と指摘。「もし、あなたがサッカーポリティクス に加われば、あなたは招待した人物に返礼しなければならない」と話し た。

2011年まで9年間にわたりFIFA理事を務めた小倉純二氏による と、米当局による摘発に端を発した汚職疑惑はFIFA理事24人のうち 数人に限られ、他地域の大半の理事は勤勉に働いていた。

小倉氏は電話取材に対し、汚職について何も承知していなかったと 述べた上で、汚職は米州に限られるとの見方を示した。また、今回の事 件に深い憤りを覚えるとも述べた。

現在、日本サッカー協会の名誉会長を務める同氏は、FIFA在職 中に賄賂の申し出を受けたことは一度もないと語った。

原題:FIFA Executives Shunned Conflict for Years as Some Took Bribes(抜粋)

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