ドル高に一段の追い風も、5月の米雇用に続く続済指標改善か

好調な雇用統計が5月の米経済の強さを示す 手掛かりとなるなら、8日からの週に発表される経済指標がドル高に拍 車を掛ける可能性がある。

5日発表の5月の雇用統計では、予想より雇用が伸びて賃金も上昇 したことから9月の米利上げ観測が強まり、ドル相場は対円で13年ぶり の高値を付けた。約2週間後の米連邦公開市場委員会(FOMC)より 前に発表される小売売上高と生産者物価指 数(PPI)、消費者マイ ンド指数は改善を示すと予想されている。

パイオニア・インベストメントの通貨戦略ディレクター、パレシ ュ・ウパダヤ氏(ボストン在勤)は電話インタビューで、「ドルがさら に意味のある上昇を演じるとすれば、焦点は小売売上高だ。小売売上高 はこれまで控えめに言っても活気がなかったが、5月が本当にはっきり した数字ならいかなるタイプの天候関連の問題もなくなる」と指摘し た。

ドルは先週、1.2%上昇し、1ドル=125円63銭。一時は125円86銭 と、2002年6月以来の高値を付ける場面もあった。

ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、5月の小売売上高は 前月比1.2%増、PPIは12年以来最大の伸びが見込まれている。6月 のミシガン大学消費者マインド指数速報値は上昇と予想されている。

消費意欲が高まり卸売価格が上昇すれば、消費者物価が米連邦準備 制度理事会(FRB)の目標である2%に近づく可能性が出てくるた め、イエレンFRB議長率いるFOMCはより早期に利上げを実施でき る。

原題:If Jobs Gains Are a Guide, Look for More Dollar Friendly Reports(抜粋)

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