【個別銘柄】伊勢志摩サミット関連高い、電通下落、地銀上昇

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8日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

伊勢志摩サミット関連銘柄:安倍晋三首相は5日、2016年の主要国 首脳会議(サミット)開催地を三重県の志摩市に決めたと発表。伊勢志 摩地域の一段の知名度向上や観光客の増加、現地経済の活性化を見込む 買いが入った。志摩市でリゾートホテルや観光施設を運営、現地への鉄 道路線を持つ近鉄グループホールディングス(9041)が前週末比3.9% 高の430円、三重県地銀の三重銀行(8374)が4%高の288円、百五銀行 (8368)が3.2%高の613円、第三銀行(8529)が1.6%高の197円、松坂 牛販売の柿安本店(2294)が1.4%高の1932円、16年秋に賢島に小規模 高級ホテルを開業するひらまつ(2764)は6.9%高の790円など。

電通(4324):3.7%安の5950円。5月の単体売上高は前年同月 比2.7%減の1113億円だった、と5日に発表。主力のテレビを中心に、 新聞や雑誌、クリエーティブなどが減った。

地銀株:日本銀行が8日午前に発表した5月の貸出・預金動向速報 によると、全国銀行の貸出平均残高は前年同月比2.6%増の423兆2740億 円だった。都銀は1.3%増と伸び率が前月から0.3ポイント縮小した一 方、地銀・第二地銀は3.9%増と前月から0.1ポイント拡大した。横浜銀 行(8332)が2.1%高の780.9円、千葉銀行(8331)が2.2%高の978円、 福島銀行(8562)が4%高の104円、千葉興業銀行(8337)が3.4%高 の963円など。

ディー・エヌ・エー(2432):1.7%安の2485円。野村証券は5 日、投資判断を「買い」から「中立」へ下げた。任天堂(7974)との協 業による業績拡大期待は株価に織り込まれた、と判断。タイトルポート フォリオの見直しに伴う一時費用、国内市場の競争激化を踏まえ、16年 3月期営業利益予想を300億円から254億円に減額した。

ジェイアイエヌ(3046):7%高の4925円。5月の既存店売上高は 前年同月比23%増だった、と5日に発表。前年水準を上回るのは2カ月 連続。テレビ番組で紹介された集客効果に加え、メタル系の新定番商品 や高付加価値品の販売が好調だった。

西松建設(1820):2.6%高の467円。みずほ証券は5日、投資判断 「買い」を継続し、目標株価を580円から650円に上げた。国内事業の工 事採算の改善が続いており、今期以降の利益拡大余地は大きいと分 析。16年3月期営業利益予想を130億円から前期比61%増の140億円(会 社計画105億円)、17年3月期は145億円から155億円に増額した。

山九(9065):5.4%高の678円。バークレイズ証券は5日、目標株 価を630円から770円に上げた。会社側が示した18年3月期営業利益 を240億円、株主資本利益率(ROE)9%などとした中期経営計画に ついて、同社としては初めて具体的な営業利益額やROEに踏み込んで いると指摘。事業環境からすれば、目標以上の達成は可能とみている。 設備老朽化対策やコークス炉改修工事など中長期的な業績拡大シナリオ から、投資判断は「オーバーウエート」を継続。

豊田通商(8015):2.8%高の3480円。JPモルガン証券は5日、 投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を3280円か ら3880円に上げた。仏子会社CFAOの自動車事業の業績底入れ、米国 を中心とした自動車生産関連事業の好調などに加え、1ドル=115円の 為替前提は保守的で、会社側の16年3月期営業利益見通し1580億円(前 期比6.8%減)上振れ確度は高い、とみている。同証による今期営業利 益予想は1650億円、来期1870億円。

東京製綱(5981):6.2%安の211円。公募による自社株処分などで 最大約38億円を調達する、と5日に発表。市場流通株式の増加による当 面の需給悪化が懸念された。調達資金は子会社への投融資、鋼索鋼線事 業における国内工場の設備投資に充当方針。

健康コーポレーション(2928):1.9%高の846円。新規事業として 医薬品事業を開始する、と5日に発表。6月に新会社を設立、8月から 医薬品の販売を開始し、来期以降は化粧品・サプリメントの独自開発も 行う。

レッグス(4286):100円(14%)高の791円でストップ高。26日付 で東証2部から1部に指定変更になる、と5日に発表。今後の TOPIX算入に伴うファンド資金の流入などが見込まれた。また、6 月上期末に1株4円の1部指定記念配を実施する。

ブロンコビリー(3091):6.7%高の5430円。6月末の株主を対象 に1株を2株に分割する。最低投資金額の低下を受け、今後の新規資金 の流入や株式流動性の向上を見込む買いが入った。分割を受け、100株 以上-200株未満保有者にも優待券を配布するなど、実質的な株主優待 制度の拡充も図る。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス (3657):5.7%高の1155円。2-4月期(第1四半期)の連結営業利 益は前年同期比27%増の6億2700万円だった、と5日に発表。主力のデ バッグ・検証事業ではゲームメーカーのグローバル展開需要で海外売上 高が増加、モバイルコンテンツ向けデバッグ業務の受注も堅調で、ネッ ト看視事業の低調を補った。

マルマエ(6264):300円(24%)高の1545円でストップ高。15年 8月期営業利益計画を3億円から前期比5割増の4億円に上方修正す る、と5日に発表。FPD分野で想定以上の売り上げ計上が見込まれ、 半導体分野でも受注が好調に推移している。

ヤマハ発動機(7272):1.4%高の3195円。産業用無人ヘリコプタ ー事業で米市場に参入する、と8日付の日刊工業新聞が報じた。17年を めどにリモコンタイプの「フェーザー」に自律飛行タイプを追加するほ か、同社初の電動ヘリも研究開発中といい、将来は同事業で100億円の 売り上げを目指すとしている。

サムコ(6387):3.2%安の1198円。5日に発表した14年8月-15 年4月期営業利益は、主力のオプトエレクトロニクスを中心とした増収 効果で前年同期比3.1倍の1億8100万円となったが、5億7000万円とす る15年7月期計画に対する進捗(しんちょく)率は32%にとどまった。 通期未達のリスクが懸念された。

薬王堂(3385):9.8%高の3145円。5日に発表した5月の既存店 売上高は前年同月比15.1%増だった。前期実績を上回るのは2カ月連 続。同社は岩手県地盤のドラッグストア運営。

シュッピン(3179):5.4%高の1855円。5日に発表した5月の月 次売上高は前年同月比44%増の18億4500万円だった。ウェブ会員数 は2309人増の25万4756人。同社はカメラなどの中古品、新品をインター ネット、店舗で販売する。

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