中国2大鉄道車両メーカーの合併が完了-海外受注拡大目指す

中国が国内2大国有鉄道車両メーカーを統合 し、工業会社としては米ゼネラル・エレクトリック(GE)に次ぐ規模 の世界2位の企業を誕生させた。合併後の新会社は国内のみならず海外 からの受注拡大を目指す。

中国南車(CSR)と中国北車(チャイナCNR)の合併が完了 し、1173億ドル(約14兆7000億円)規模の中国中車(CRRC)が生ま れた。巨大企業の誕生を受け、エコノミストらは中国が海外での受注に 向け一段と積極的になれるとみている。

中国中車の株式は8日に取引が始まった。香港市場では現地時間午 前9時43分(日本時間同10時43分)現在、9.2%高の16.38香港ドル、上 海では10%高の32.40元となっている。

ドイツのシーメンスやフランスのアルストムなど競合企業を上回る 規模の中国中車は、アフリカや中南米、東南アジアの新興市場に照準を 定める一方で、先進国市場の主要プロジェクトでの契約取得も狙う。国 有企業のために李克強首相がトップセールスを行うことも多い。

CLSAの工業企業調査責任者アレクシアス・リー氏(香港在勤) は「中国南車と中国北車はかつてアルストム、カナダのボンバルディア と競合していたが、今や中国対それ以外との受注競争となった。中国の 製品は高度な仕様は提供しないかもしれないが、割安感がある」と述べ た。

特に東南アジアでは、受注と影響力をめぐり日本勢と直接対決を展 開する。米カリフォルニア州で建設が着工した高速鉄道計画では、日中 両国勢が共に車両の受注を狙っている。

原題:China Rail Merger Forges Industrial Giant Second Only to GE (1)(抜粋)

--取材協力:松田潔社.

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