4月経常収支は10カ月連続の黒字-原油安で輸入減、輸出好調

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モノやサービスを含む海外との総合的な取引 を示す経常収支は、4月速報で10カ月連続の黒字となった。貿易収支は 2カ月ぶりの赤字になったものの、堅調な輸出と原油価格の下落に伴う 輸入減で前年に比べて赤字幅は縮小した。

財務省が8日発表した国際収支統計によると、経常収支は1兆3264 億円の黒字となった。黒字額は前年同月の2208億円から大幅に増加し、 4月としては2010年の1兆5863億円以来の水準。ブルームバーグ・ニュ ースの調査によると予想中央値は1兆6874億円の黒字だった。

貿易収支は1462億円の赤字と、前年同月の7896億円の赤字から赤字 幅が縮小した。内訳は輸出が4.1%増の6兆2287億円と26カ月連続で増 加。輸入は5.9%減の6兆3749億円と4カ月連続で減少した。海外投資 からの配当金や債券利子などの第1次所得収支は同19.1%増の2兆1971 億円の黒字となり、9カ月連続で増加した。

旅行収支は過去最大の黒字

サービス収支は5245億円の赤字と2カ月ぶりの赤字となった。研究 開発など、その他業務サービスが5589億円の赤字になったことが響い た。一方、旅行収支は訪日外国人旅行者の増加を背景に1334億円の黒字 と8カ月連続で増加し、黒字幅は比較可能な1996年以来過去最大。知的 財産権使用料も1438億円と4月としては過去最大を記録した。

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