中国株の時価総額10兆ドルに迫る-日本市場と同規模が今年増加

中国株式市場の時価総額が10兆ドル(約1260 兆円)に届く勢いだ。中国株は世界の主要市場を上回る上昇率となって おり、今年に入って日本の株式市場とほぼ同じ分の価値が増大した。

上海総合指数は先週8.9%高と、年初来最大の週間上昇率を記録、 5日終値で2008年以来の5000台に乗せた。ブルームバーグの集計データ によれば、中国主要市場に上場する企業の時価総額は5日の取引終了時 点で9兆7000億ドルと、昨年末以降4兆8000億ドル増加した。日本株の 時価総額は5兆ドル、米国株は約25兆ドルだ。

上海総合指数はこの1年で146%上昇と、世界の主要株価指数で最 も大きく値上がりした。国内個人投資家の取引が急増したほか、信用取 引が過去最大規模に膨らみ、相場を押し上げた。経済指標は悪化してい るが、それがかえって当局が景気刺激策を拡充するとの観測を強めた。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は、昨年の中国株が世界でも低調だったことを考 えると相場急上昇は「大きな驚き」だと指摘。「問題はこれが純然たる バブルによるものなのか、経済が相場に追い付くのかだ」と述べた。

ブルームバーグが算出する中国の月次国内総生産(GDP)は09年 以来の低水準近辺。4月の小売売上高は06年以来の低い伸びで、1-4 月の都市部固定資産投資は約15年ぶりの鈍い増加となっている。

原題:China’s Stock Market on Track to Reach $10 Trillion in Value (1)(抜粋)

--取材協力:Zhang Shidong.

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