【FRB要人発言録】年内利上げの可能性高い-NY連銀総裁

6月1日から7日までの米連邦準備制度理事 会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏名を クリックしてください)。

<6月5日> ダドリーNY連銀総裁(ミネアポリスで講演後の質疑応答で):ドル相 場は金融市場の状態の一つの側面にすぎず、米金融当局は通貨動向をあ るがままに受け止めている。超低金利の下では、金融の安定性について 潜在的なリスクがある。

ダドリーNY連銀総裁(ミネアポリスで講演):労働市場の改善が続 き、インフレ期待が今後もしっかり抑えられた場合は、成長見通しをめ ぐり暗雲が垂れ込めない限り、金融政策正常化の年内開始決定を支持す るだろう。

<6月4日> タルーロFRB理事(国際金融協会での会合で):悪天候と港湾でのス トライキ、残存季節性が1-3月(第1四半期)の米経済の縮小に影響 を及ぼしたとはいえ、これら3つの要因によって、国内総生産 (GDP)伸び率を実際にマイナス圏に導いた落ち込みの大部分を説明 できるとは思わない。

<6月3日> ブラード・セントルイス連銀総裁(同連銀主催の講演で開会の辞):市 場の利上げ時期の見通し後ずれは適切だ。われわれはデータ次第であ り、最新のデータに注意する必要がある。

エバンス・シカゴ連銀総裁(シカゴでの講演後に記者団に対し):経済 にはある程度の緩和が引き続き必要。米経済はごう音を立てて進んでは いないが改善している。

<6月2日> ブレイナードFRB理事(ワシントンの戦略国際問題研究所で講演): 今後の追加データで経済の潜在的な勢いがはっきりするまで、情勢を注 意深く見守る価値はある。労働市場が継続して力強さを増していること が確認され、インフレ指標も改善が続けば、年末までに初回利上げが実 施される可能性はある。

ブレイナードFRB理事(ワシントンでの講演後の質疑応答で):米国 は海外の弱さから隔絶されていない。中国や欧州、日本からの向かい風 は米国の回復ペースに実際の影響を及ぼす。

<6月1日> フィッシャーFRB副議長(トロントで講演):リフトオフ(打ち上 げ)は金利が一直線に上がるというもので、想像できる中で最も誤解を 招く恐れのある言葉だ。金利は上昇してから、横ばいとなって再び小幅 に上がるだろう。これはリフトオフではなくクローリング(はい上が る)の格好だ。

フィッシャーFRB副議長(トロントでの講演後の質疑応答で):大型 の金融危機は今のところ見られない。しかしこのような発言をすること 自体が危機を注視しているということだ。金融危機が発生する主な分野 は不動産だと確信している。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(コネティカット州で講演):引き 締め局面に入る際の経済的な前提条件の幾つかを満たしていない。低調 だった第1四半期の消費は一時的な要因によるものだったと片付ける前 にさらなるデータが必要だ。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(コネティカット州で講演後の質疑 応答で):低金利のかなり異例な期間の維持による副作用があることを 懸念している。

ウィリアムズSF連銀総裁(北京での講演で):米経済は基本的に良好 な状態にある。長期金利は上昇し、向こう数年間でより通常の水準とな る見通しだ。

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