6月5日の欧州マーケットサマリー:株が4日続落

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1131   1.1238
ドル/円            125.49   124.36
ユーロ/円          139.68   139.76


株               終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600   389.00     -3.65     -.9%
英FT100      6,804.60   -54.64     -.8%
独DAX      11,197.15   -143.45   -1.3%
仏CAC40     4,920.74   -66.39    -1.3%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .18%        +.01
独国債10年物     .84%        +.01
英国債10年物     2.08%       +.05


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,164.60    -11.40    -.98%
原油 北海ブレント         61.92      -.11     -.18%

◎欧州株:ギリシャ中心に4日続落-IMF支払い先延ばしで

5日の欧州株式相場はギリシャを中心に下落。指標のストックス欧 州600指数は4日続落となった。同国が国際通貨基金(IMF)に対 し、今月中の4回の支払いを月末に一括実施する要請を行ったことが背 景にある。こうした措置が必要になる国は1980年代以降初めて。

ストックス600指数は前日比0.9%安の389.00と、約1カ月ぶりの安 値で引けた。一時は1.4%下げたが、5月の米雇用統計で非農業部門雇 用者数の伸びが予想を上回り賃金上昇の加速が分かると、この下げ幅を 縮小した。

ギリシャのアテネ総合指数は5%安と、西欧市場の主要株価指数の 中で最も下げた。ギリシャ・ナショナル銀行、ユーロバンク・エルガシ アス、ピレウス銀行が大きく売り込まれた。

ポツダム貯蓄銀行のポートフォリオマネジャー、ミヒャエル・カプ ラー氏は電話で、「この日が期日だった支払いをギリシャが行わなかっ たため、少なくともあと1カ月は不透明感が続く」と指摘。「リスクの 高い取引を解消して利益を確定したい時期であり、センチメントは損な われている。市場としては良い入り口に差し掛かりつつあるのかもしれ ないが、何らかのサポートが必要だ」と語った。

ストックス600指数は前週末比では2.7%下げ、1月以来の2週連続 安となった。ギリシャ債務協議の難航が続いているためで、4月に付け た過去最高値からは6.1%下落している。

ドイツのDAX指数は1.3%安。4月に付けたこれまでの最高値か らは9.5%安となった。フランスのCAC40指数は1.3%、イタリアの株 価指数は2.1%それぞれ下げた。

個別銘柄では、英携帯電話サービスのボーダフォン・グループ が2.4%値下がり。米メディア企業リバティ・グローバルとは合併では なく、資産交換の可能性について協議していることを明らかにした。ド イツ銀行は1.7%下落。事情に詳しい関係者によれば、同行はロシアの 顧客によるマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで内部調査を実施し ている。

原題:Greek Stocks Lead Europe Shares Lower After IMF Payment Deferral(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が週間ベースで下落、利回り上昇幅は98年以降最大

5日の欧州債市場ではドイツ国債が前日からほぼ変わらずとなった ものの、週ベースでは1998年以降で最悪の1週間となった。

2カ月足らず前には、ドイツ10年債利回りは欧州中央銀行 (ECB)の国債購入を手掛かりにマイナス圏に入る寸前だった。それ が今週はインフレ上昇の初期兆候とドラギECB総裁のボラティリティ 容認発言を受けて売りが膨らみ、利回りは大幅上昇。この日発表された 5月の米雇用統計で雇用者数の伸びが過去5カ月で最大となったことも あり、利回りは高止まりした。

ウニクレディト(ミラノ)のシニア債券ストラテジスト、ルカ・カ ツラーニ氏は利回り「上昇の勢いは極めて強い」とし、「インフレ率が 予想を上回ったほか、ECBは一段とハト派的になるとの見方があった ものの、ドラギ総裁はより中立的でボラティリティに順応すべきだと発 言した。ただ、利回りの上昇の仕方について語る際には、数カ月にわた って低下していたことを忘れるべきではない」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ横ば いの0.84%。前日は昨年9月以来の高水準となる0.996%に達した。4 月には0.049%まで下げていた。今週の利回り上昇幅は36bpで、これ は1998年10月以降の最大。同国債(表面利率0.5%、2025年2月償還) 価格は96.81。5月29日は100.12だった。

原題:German Government Bonds Have Worst Weekly Performance Since 1998(抜粋)

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