欧州株:ギリシャ中心に4日続落-IMFへの支払い先延し

5日の欧州株式相場はギリシャを中心に下 落。指標のストックス欧州600指数は4日続落となった。同国が国際通 貨基金(IMF)に対し、今月中の4回の支払いを月末に一括実施する 要請を行ったことが背景にある。こうした措置が必要になる国は1980年 代以降初めて。

ストックス600指数は前日比0.9%安の389.00と、約1カ月ぶりの安 値で引けた。一時は1.4%下げたが、5月の米雇用統計で非農業部門雇 用者数の伸びが予想を上回り賃金上昇の加速が分かると、この下げ幅を 縮小した。

ギリシャのアテネ総合指数は5%安と、西欧市場の主要株価指数の 中で最も下げた。ギリシャ・ナショナル銀行、ユーロバンク・エルガシ アス、ピレウス銀行が大きく売り込まれた。

ポツダム貯蓄銀行のポートフォリオマネジャー、ミヒャエル・カプ ラー氏は電話で、「この日が期日だった支払いをギリシャが行わなかっ たため、少なくともあと1カ月は不透明感が続く」と指摘。「リスクの 高い取引を解消して利益を確定したい時期であり、センチメントは損な われている。市場としては良い入り口に差し掛かりつつあるのかもしれ ないが、何らかのサポートが必要だ」と語った。

ストックス600指数は前週末比では2.7%下げ、1月以来の2週連続 安となった。ギリシャ債務協議の難航が続いているためで、4月に付け た過去最高値からは6.1%下落している。

ドイツのDAX指数は1.3%安。4月に付けたこれまでの最高値か らは9.5%安となった。フランスのCAC40指数は1.3%、イタリアの株 価指数は2.1%それぞれ下げた。

個別銘柄では、英携帯電話サービスのボーダフォン・グループ が2.4%値下がり。米メディア企業リバティ・グローバルとは合併では なく、資産交換の可能性について協議していることを明らかにした。ド イツ銀行は1.7%下落。事情に詳しい関係者によれば、同行はロシアの 顧客によるマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで内部調査を実施し ている。

原題:Greek Stocks Lead Europe Shares Lower After IMF Payment Deferral(抜粋)

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