OPEC:生産目標の据え置きで合意-市場シェア維持を優先

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石油輸出国機構(OPEC)は5日の総会 で、生産目標の据え置きを再び決めた。米国のシェールオイル掘削業者 など高コストのOPEC外生産者との持久戦の戦略を維持した。

OPECはウィーンで開いた総会で、生産目標を日量3000万バレル に据え置いた。ブルームバーグがトレーダーとアナリストを対象に実施 した調査で34人中33人が予想した通りだった。発表後の原油相場は前日 比0.6%下げ、週間ベースの下落率は5.9%となった。

OPECは昨年11月、価格より市場シェアを防衛するサウジアラビ ア主導の戦略を採用。OPEC加盟国の生産量はそれ以降さらに増えて いる。消費者にとってはエネルギー価格低下の恩恵となりインフレ抑制 にも役立つものの、記録的な数の米国のリグ(掘削装置)が稼働停止に 追い込まれ、生産業者らは設備投資計画の縮小を迫られている。

UBSグループの商品アナリスト、ジョバンニ・シュトーノボ氏 (チューリヒ在勤)は発表前に電話で「生産目標ではなく、向こう数カ 月に生産量がどれだけ高くなるかがより重要だ」とし、「OPEC生産 量が過去1年と同様に目標を上回り続ければ、生産目標は意味を成さな くなる」と語った。

原油相場は1月に付けた6年ぶり安値から34%上昇し、ロンドン時 間午後3時43分現在は1バレル=61.70ドルで取引されている。イラク のアブドルマハディ石油相は総会に先立って、年末までに恐らく1バレ ル当たり75ドルまで上昇するだろうと述べた。イランのザンギャネ石油 相は、大半のOPEC加盟国は75ドルが適正価格だと考えていると語っ た。

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原題:OPEC Unbending in Plan to Stifle Rivals as Oil Keeps Gushing (2)(抜粋)

--取材協力:Bill Lehane、Wael Mahdi、Golnar Motevalli、Javier Blas、Jake Rudnitsky、Julian Lee.

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