世界で最も荒っぽい投資家、香港市場の激しい揺れ引き起こす

中国株式市場を世界で最もボラティリティ (変動性)の高い市場にした熱狂的な取引が、香港にも広がりつつあ る。

中国本土の投資家が証券取引所接続プログラムを通じて取引した香 港株のうち、取引の多い上位10銘柄のボラティリティは4月に3倍余り に高まった。これは香港市場全体の指標であるハンセン指数のボラティ リティの約2倍の大きさだった。5月には漢能薄膜発電や恒大地産集団 など最も取引の多い銘柄群の平均的なボラティリティがほぼ変わらなか った一方で、ハンセン指数の変動性は30%縮小した。

香港のトレーダーらによると、中国本土の投資家は主として相場の 勢いやうわさ、すぐに利益を得られそうかといった点を重視する傾向に ある。世界をしのぐ本土株上昇は個人投資家がけん引している。

サンライズ・ブローカーズのトレーダー、マイキー・シア氏は「こ のところ相場の変動が激しく、流れが反転するのも早くなっているた め、投資家が株式を保有する期間が短くなった」と指摘した。

上海総合指数の過去10営業日のボラティリティは、ブルームバーグ が継続調査する他の世界の主要株価指数70全てを上回った。中国当局が 人民元の国際化を図って資本規制を緩和していることを背景に、本土の 投資家は自らの取引スタイルを本土外の市場に持ち込む自由度がかつて なく高まっている。

原題:The World’s Wildest Investors Are Shaking Up Hong Kong’s Stocks(抜粋)

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