OPECの決定、世界の原油供給増に影響せず-5日に総会

石油輸出国機構(OPEC)が5日、ウィー ンで開く総会で生産目標についてどのような決定を下しても、結果的に 原油供給が増えるのは間違いなさそうだ。

イランやイラク、リビアは今週、年内に計数百万バレルを市場に供 給する計画を表明。OPEC最大の加盟国であるサウジアラビアの原油 生産は既に30年ぶりの高水準に達している。世界の大手石油会社の幹部 らは、コストを削減する一方、最も有望な鉱床に重点を置いて生産を増 やす方針を示している。

サウジはコストのより高い生産者の締め出しを目指しており、市場 シェアをめぐる競争の方が重要となっている。世界の需要が縮小してい るにもかかわらず、生産者はより多くの原油を売却しようとしているた め競争は激化しつつある。

米シティグループの世界商品調査責任者、エド・モース氏は電話イ ンタビューで、「原油高が現在市場で売却されようとしている膨大な量 の原油の生産・販売を加速させた」と指摘。「シェール革命に加えイラ ンとイラク、そしてOPECの他の加盟国がさらに多くの原油の生産を 望む中、需要後退により原油の売却は非常に困難になりつつある」と述 べた。

原題:Whatever OPEC Decides, Oil Supplies Are Rising From All Sides(抜粋)

--取材協力:Mark Shenk、Bill Lehane.

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