中国の半導体業界はバブル、バリュエーション上昇で-趙氏

半導体企業の買収で富を築いた趙偉国氏は中 国の同業界について、バリュエーション上昇で「深刻なバブル」 が生 じているとの見方を示した。

紫光集団の会長を務める趙氏は5月30日の北京でのインタビュー で、「激しい」競争を考慮すると、国内の半導体株の多くが高過ぎると 発言。清華大学傘下の紫光集団は過去2年間に計47億ドル(約5850億 円)に上る買収を発表したが、現在は集積回路業界でこれ以上の取引を 計画していないと同氏は語った。

中国本土株が世界をしのぐ勢いで上昇する中、同国の上場半導体メ ーカーの株価はこの1年でほぼ3倍となっている。中国の半導体企業の 約80%は直近の会計年度の利益が5000万ドルに届かなかったものの、株 価収益率(PER)が100倍を超える企業は半数近くに上る。

趙氏(48)は個別の企業については言及を控えたが、「取得する価 値のある優良企業はほとんどないと考えている」と指摘。「半導体企業 の大半がほとんど利益を生んでいない」と述べた。

中国共産党は同国経済をインフラ投資や不動産開発への依存から脱 却させるためにテクノロジー業界の振興を図っており、テクノロジー関 連企業は中国の株式ブームをけん引してきた。金利低下や新参の投資家 からの資金流入もテクノロジー銘柄の上昇を後押ししている。

原題:China Tech Magnate Sees Bubble in Industry That Enriched Him (1)(抜粋)

--取材協力:Jonathan Browning.

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