ギリシャ首相、打開へ次の一手模索-5日に議会で討議

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ギリシャのチプラス首相は債権者側との対立 打開に向け、次の一手を模索する。

3日夜にブリュッセルで欧州委員会のユンケル委員長およびユーロ 圏財務相会合(ユーログループ)議長のデイセルブルム・オランダ財務 相と会談した後の4日未明には、合意の土台はギリシャ側が提示した案 でなければならないとあらためて強調していた。ギリシャ案の草稿を基 にドイツ紙ターゲスシュピーゲルが報じたところによると、同案には企 業と高所得者を対象とする追加徴税などが盛り込まれている。ギリシャ 政府の報道官はコメントを控えた。

4カ月にわたる対立の解消に向けて今週は動きがあった。1日夜に は欧州と国際通貨基金(IMF)のリーダーらがベルリンで会談、チプ ラス首相の3日のブリュッセル入りという形で実を結んだ。アテネに戻 った首相は現地時間5日午後6時から議会で演説、救済について国内の 取りまとめを図る。ギリシャ当局者によれば、ユーロ圏諸国は14日まで の合意を望んでいる。

ユンケル委員長は4日午後ブリュッセルで、会談では「十分ではな いが幾分の進展があった。ギリシャ側の案とわれわれの案のそれぞれか らの要素を組み合わせようと努めた」と語った。また、IMFのラガル ド専務理事は3日の「建設的な会合」を歓迎すると発言した。

今月中に期限を迎えるIMFへの計15億ユーロ余りの支払いの初回 期日は5日。チプラス首相はブリュッセルで、同日の支払いを履行する と示唆した。

欧州委のシナス報道官は4日、チプラス首相とユンケル委員長、デ イセルブルム議長が数日内に再度会談すると述べた。日付は設定されて いないと付け加えた。

債権者側が要求する低所得年金生活者への給付の減額や電力に対す る付加価値税率の引き上げについて、チプラス首相は受け入れられない としている。

ターゲスシュピーゲルによれば、ユンケル委員長に提示された案 は、法人税などで10億ユーロの追加税収を見込んでいる。

また、ギリシャ当局者によれば債権者側はプライマリーバランス (基礎的財政収支)の黒字目標として2015年に対国内総生産(GDP) 比1%、16年は2%、17年が3%、18年が3.5%を提案している。当局 者はこれについて議論の「良いたたき台」になると述べた。チプラス首 相も黒字目標については双方が合意に「極めて近い」としている。

原題:Tsipras to Decide Next Move in Greek Standoff as Lawmakers Meet(抜粋) Greece’s Protracted Bailout Dispute Sends Tsipras to Parliament

--取材協力:Corina Ruhe、Nikos Chrysoloras、Rebecca Christie、James G. Neuger、Tony Czuczka.

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