日本銀行の黒田東彦総裁は日銀金融研究所主 催2015年国際コンファランスで、中央銀行の政策運営に関連してピータ ーパンの物語を引き合いに出し前向きな姿勢と確信が重要だと説いた。

日銀が発表した総裁の開会あいさつの邦訳によると、黒田総裁はピ ーターパンの物語に「飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなっ てしまう」という言葉があると紹介した上で、「大切なことは、前向き な姿勢と確信」と述べた。

黒田総裁は中央銀行の政策運営上の論点として、1)非伝統的金融 政策の効果と波及経路、2)原油価格低下と予想物価上昇率、3)先進 国間の金融性政策の方向性がもたらす国際的な波及への対応-の3つを 挙げた。

さらに長い目で見た政策上の論点として、1)金融政策運営で供給 サイドへの影響をどの程度考慮するべきなのか、2)低い自然利子率の もとでの望ましい金融政策手段は何か、3)望ましいポリシー・ミック スとは何か-を付け加えた。

黒田総裁は「実際、これまで中央銀行は、さまざまな課題に直面す るたびに新たな知恵を出して、その課題を克服してきた」とし、「課題 克服への確信を参加者の皆さんと共有し、これから始まる議論への心の 準備ができたところで、わたしのあいさつを締めくくりたい」と結ん だ。

--取材協力:日高正裕.

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