サムスンの経営継承計画に米ヘッジファンドが「待った」

訂正済み

韓国サムスングループの創業者一族が計画す る経営継承に米ヘッジファンドが待ったをかけた。

米資産家ポール・シンガー氏率いるエリオット・アソシエーツは4 日、同グループの建設会社であるサムスン物産の株式7.12%を取得した ことを明らかにした。経営参加が目的だと説明している。サムスン物産 をめぐっては、グループの事実上の持ち株会社である第一毛織による吸 収合併計画が先週発表されたばかり。エリオットは同計画について、 「公平ではない上に、サムスン物産株主の利益を最優先にしていない」 と主張した。

全額株式交換による93億ドル(約1兆1600億円)規模の合併計画は 一部の投資家の反発を招いている。サムスン物産は他のグループ企業の 株式を120億ドル余り保有しており、これにはサムスン電子の株式70億 ドル相当が含まれる。企業活動を監視する団体は同計画について、トッ プ交代前に創業者の李一族の支配力をより強固にするのが狙いだと指摘 している。

CEOSCOREのパク・チュグン代表は「サムスングループは合 併を押し通すため何でもするだろう。これが継承計画の中核だからだ。 サムスンにとり、合併は議論の余地があるものではなく、必ず成し遂げ なければならないものだ」と語った。

4日のソウル市場でサムスン物産の株価は一時13%高の7万1000ウ ォン、第一毛織は8.8%高の19万8000ウォンを付けた。

エリオットは将来の計画についてはコメントしないとした。当局へ の届け出によると、同社は市場でサムスン物産の約1110万株を1株当た り6万3560ウォンで取得した。

エリオットは電子メールで配布した資料で、吸収合併計画はサムス ン物産の価値を「著しく過小評価」していると指摘した。

原題:Samsung Group Heads for Showdown With Activist Fund (Correct)(抜粋)

--取材協力:Kyungji Cho、Andreea Papuc、Kyunghee Park.

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