ゴールドマンやドイツ銀も警戒、債券市場で拡大する不均衡

ゴールドマン・サックス・グループのゲーリ ー・コーン社長、そしてドイツ銀行のアンシュー・ジェイン共同最高経 営責任者(CEO)も加わり、債券の投資家に警戒を促した。売り手は もちろん、買い手も大幅な値動きと取引執行コストの上昇に直面しかね ないという。

「必要なときに流動性がないという問題だ」とコーン氏は2日にド イツ銀行が開催した投資家会議で述べた。

規制によって大手銀行やディーラーがバランスシート上に保持でき る資本が制限され、こうした企業の帳簿における債券の割合は縮小して いる。その一方で資産運用会社が保有する債券は大きく増えてい る。2007年から15年早期にかけ、ディーラーの債券在庫は27%減少した 一方、投資信託や上場投資信託(ETF)が保有する債券資産はほぼ倍 増した。

この現象は米連邦公開市場委員会(FOMC)の当局者らの目にも 留まった。最近の会合では債券市場の構造の変化を討議し、こうした変 化が金融の安定を脅かすリスクがあるかもしれないとの発言が出た。

ドイツ銀行のジェイン氏は2日の会合で、ディーラー在庫とファン ドの持ち分の差拡大について、「緊急に警告するわけではない」と発 言。その上で、「しかしながら、マーケットメーカー大手の一社として 言っておきたいのは、この不均衡が拡大していることを注意深く監視し ているということだ」と述べた。

原題:Wall Street Sounds Bond Warning as Holdings Shift Sparks Concern(抜粋)

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