【個別銘柄】大東建安い、リクシルGやMERS関連買われる

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3日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

大東建託(1878):前日比4.2%安の1万3105円。5月の建設事業 の受注高は前年同月比19%減の403億円だった、と2日に発表。2カ月 連続のマイナス。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、5月受注 は過去5年間で最低水準に落ち込んでいると指摘。4月の商品価格値上 げの実施、営業部門のマネジメント異動に伴う受注タイミングのずれ込 みなどが影響していると推察した。

 LIXILグループ(5938):4.5%高の2534円。ドイツ子会社 の破産手続き開始の申し立てに伴う2015年3月期までの損失見込み額は 約332億円、16年3月期に最大で約330億円の損失を計上する可能性があ ると3日午前に発表。バークレイズ証券では、損失額が5月に開示した 見込み額から拡大することなどはネガティブだが、一過性の費用で今後 のファンダメンタルズへの影響はないと分析。悪材料出尽くしになる可 能性がある、との認識を示した。

日清製粉グループ本社(2002):5%高の1637円。野村証券は2 日、投資判断「中立」を「買い」、目標株価を1320円から1900円に上げ た。海外製粉の利益成長、投資効果、利益重視への転換、低採算事業の 見直し、株主還元の積極化の5つの材料に注目し、21年3月期の株主資 本利益率(ROE)6%以上の目標達成に向け、年間100億円程度の自 社株取得を予想した。同証による16年3月期営業利益予想は203億円 (会社計画205億円)、来期は217億円から238億円に増額。

MERS関連銘柄:韓国保健福祉省は2日、中東呼吸器症候群 (MERS)コロナウイルスの感染者5人を新たに確認、合計30人にな ったことを明らかにした。現在は感染の疑いがある103人を病院で隔 離、1261人に自宅待機を指示している。東アジア地域への感染拡大リス クを見据え、マスクに使われる不織布メーカーの日本バイリーン (3514)が3.3%高の900円。クリーンルームやエアシャワーを製造する 日本エアーテック(6291)は150円(20%)高の886円、防護服販売のア ゼアス(3161)は100円(14%)高の793円で、ともにストップ高。

飯田グループホールディングス(3291):6.3%安の1906円。欧 州、アジアを中心とする海外市場で、20年満期のユーロ円建て転換社債 型新株予約権付社債(CB)を300億円発行する、と2日に発表。潜在 的な1株価値の希薄化が懸念された。調達資金は子会社の借入金返済や 木材工場の建設などに充当方針。

科研製薬(4521):2%安の4010円。大和証券は2日、投資判断を 「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に下げた。開発パイプ ラインの現状を踏まえると、株価の上昇余地は限定的と判断した。研究 開発費の増額によるプロジェクトの具体化を待ちたいとも指摘。同証に よる16年3月期営業利益予想は301億円(会社計画210億円)、来期302 億円。

一休(2450):3%安の2405円。5月18日から6月19日の期間に30 万株、金額で8億円を上限に実施するとしていた自社株買いを終了し た、と2日に発表。当面の需給好転期待が剥落した。1日までに購入し た自社株は30万株、金額は7億4127万円。

日本カーボン(5302):11%高の412円。米ゼネラル・エレクトリ ック(GE)と仏サフランの3社合弁で設立した子会社で、炭化ケイ素 連続繊維を量産する新工場建設に着手する、と2日に発表。航空機エン ジン素材としての需要増に伴い第2工場を建設、16年末からの稼働を予 定する。今後の収益貢献を見込む買いが膨らんだ。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):9.2%高の3685円。野村 証券は2日、新規に投資判断を「買い」、目標株価を4000円とした。航 空機向け製品の在庫調整が進展し、スポンジチタンの出荷数量増加が期 待できると指摘。16年3月期営業利益は28億円(会社計画18億円)、来 期49億円と予想した。同じく判断を新規に「買い」とした東邦チタニウ ム(5727)も12%高の1632円。

ブイ・テクノロジー(7717):7.5%高の4600円。みずほ証券は2 日、投資判断「買い」を継続、目標株価を3500円から6000円に上げた。 新製品の液晶モジュール自動検査装置や大型液晶フォトマスク検査、買 収事業のカラーフィルター露光装置が寄与し、16年3月期は会社計画を 上回るだろうと指摘。今期営業利益予想を会社計画と同じ20億円から前 期比2.6倍の22億円、来期は25億円から28億円に増額し、11年3月期の 過去最高益24億円を更新するとみる。

エービーシー・マート(2670):1.5%高の7470円。2日に発表し た5月の既存店売上高は前年同月比10%増だった。週末祝日が2日多か った上、ゴールデンウイーク中の天候にも恵まれ、スポーツシューズや キッズシューズが好調だった。

アダストリア(2685):6.3%高の3900円。5月の既存店売上高は 前年同月比11%増だった、と2日に発表。2カ月連続のプラス。記録的 な暑さとなる中、夏物衣料が伸び、ブランド別ではグローバルワーク、 ジーナシスなどが好調だった。

デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576):150円(17%)高 の1023円でストップ高。英国企業が開発中の眼科用鎮痛剤に関し、日本 への導入契約を結んだと2日に発表。同剤の適応症は白内障、エキシマ レーザーによる視力回復手術であるPRK術後の疼痛緩和。将来的な需 要発生、業績貢献を見込む買いが膨らんだ。

日本ハウスホールディングス(1873):5%安の551円。15年10月 期の連結営業利益計画を57億9000万円から前期比18%増の49億円に下方 修正する、と2日に発表。上期に請負住宅の新規受注が想定を下回った 影響を受ける。

ファースト住建(8917):2%安の1456円。14年11月-15年4月期 (上期)の営業利益は前年同期比15%減の15億7800万円だった、と2日 に発表。戸建分譲の販売棟数増加で売上高は1割以上伸びたが、完成在 庫物件中心に販売を進めた結果、消費税増税前の前年同期に比べ収益性 が低下した。

ゼネラルパッカー(6267):16%安の435円。2日に発表した14年 8月-15年4月期営業利益は、汎用タイプの給袋自動包装機の好調で前 年同期比2.2倍の3億6600万円だったが、前期比29%増の2億9500万円 とする15年7月期計画は据え置いた。第4四半期に対する会社側の慎重 姿勢が懸念された。

ダイサン(4750):3.5%安の825円。15年4月期営業利益は前の期 比42%減の8億6900万円だった。消費税増税前の前倒し購入の反動が長 期化し、製商品販売事業の大幅減収減益が響いた。同社は住宅・建築工 事の足場施工、システム販売会社。

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