ドラギECB総裁のギリシャ発言に注目-政策委後に記者会見

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はユー ロ圏を去り難い場所にしようと取り組んでいる。

すでに1兆1000億ユーロ(約152兆円)規模の量的緩和策でユーロ 圏経済に刺激を与えた同総裁は、ギリシャ救済をめぐる交渉が大詰めに 近づく中で、ユーロ圏の19カ国体制の守り抜きたいドイツのメルケル首 相ら各国首脳らと力を合わせている。

フランクフルトで3日に開催されるECB政策委員会では、ユーロ 圏の景気回復が軌道に乗っていることを示す新たな経済見通しが承認さ れる公算が大きい。ドラギ総裁は2日前、ベルリンでメルケル首相らギ リシャ債権国の代表と同席し、ユーロ圏分裂につながりかねないデフォ ルト(債務不履行)を回避するためギリシャが取るべき行動についての 合意を目指していた。

ベレンベルク銀行の欧州担当シニアエコノミスト、クリスティア ン・シュルツ氏(ロンドン在勤)は「ユーロ圏の経済状況と見通しは 今、2011年の初め以降で最良だ」と述べ、「量的緩和策はすでにギリシ ャの自暴自棄や時期尚早な米利上げに対する懸念といったある程度のリ スクに対する保険を提供している」と述べた。

ECBはフランクフルト時間午後1時45分(日本時間同8時45分) に政策金利を発表し、ドラギ総裁はその45分後に記者会見を開く。ブル ームバーグのエコノミスト調査では政策金利は過去最低の0.05%に据え 置かれると見込まれており、ドラギ総裁の量的緩和策とギリシャに関す る発言が主な焦点となる可能性が高い。

原題:Draghi’s Europe Looks Healthiest for Years Even With Greek Peril(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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