モンサント、買収に向けシンジェンタと規制問題協議-関係者

種子開発で世界最大手の米モンサントは、ス イスのシンジェンタに対する買収提案の妨げとなりかねない規制上の懸 念を解消するため、シンジェンタと水面下での取り組みを進めている。 事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

両社の反トラスト法(独禁法)担当弁護士が統合で生じ得る規制上 の問題への対処法について話し合いを進めていると、協議が非公開であ ることを理由に関係者が匿名で語った。ただ、こうした取り組みが必ず しもモンサント側の買収条件引き上げや両社による合意成立につながる 保証はないという。

関係者によれば、モンサントが買収条件を十分に引き上げ、買収完 了に至らないリスクに備えて数十億ドル規模の違約金を提示すれば、シ ンジェンタは正式な交渉開始を検討する見込み。違約金の具体的な額は 設定されていないものの、関係者1人によるとシンジェンタは買収額 の10%程度が妥当と考えている。現在の買収提案に基づけは45億ドル (約5600億円)となる。

モンサントの広報担当者は協議についてコメントを控えた。シンジ ェンタの関係者は臆測に関するコメントを拒否した。

シンジェンタは先月、モンサントによる1株当たり449スイス・フ ランの買収提案を拒否。企業価値が過小評価されているほか、執行に著 しいリスクがあることを理由に挙げていた。

原題:Monsanto, Syngenta Lawyers Said to Discuss Regulatory Issues (1)(抜粋)

--取材協力:Andrew Noël、Dinesh Nair.

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