PIMCO旗艦ファンド、5月資金流出30億ドル未満-関係者

米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)の旗艦ファンド「PIMCOトータル・リター ン・ファンド」では5月、顧客による資金引き揚げが減速し、2014年7 月以降で最も少ない額にとどまったと、事情に詳しい関係者が明らかに した。

同関係者によると、5月の資金流出は30億ドル(約3700億円)未満 で、4月の56億ドルや3月の73億ドルを下回った。関係者は、情報が公 になっていないとして匿名を条件に語った。トータル・リターン・ファ ンドの運用資産額はピークだった2013年4月の2930億ドルから60%余り 減少している。

ビル・グロース氏が昨年9月26日にジャナス・キャピタル・グルー プに移籍して以降、トータル・リターン・ファンドは過去最大の資金流 出に直面している。5月には世界最大の債券投資信託という呼称を失っ た。現在、同ファンドはスコット・マザー、マーク・キーセル、ミヒ ル・ウォラーの3氏が運用を手掛けており、ブルームバーグのデータに よると、年初来リターンはプラス1.3%と、同種のファンドの82%を上 回っている。

PIMCOの広報担当アグネス・クレーン氏は顧客の資金引き揚げ についてコメントを避けた。資金引き揚げについては米紙ウォールスト リート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

原題:Pimco Total Return Clients Said to Pull Under $3 Billion in May(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE