ユーロ圏:5月インフレ率は0.3%-6カ月ぶりプラス圏に回復

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ユーロ圏のインフレ率は5月にプラス圏に転 じた。6カ月ぶりの消費者物価上昇で、デフレの脅威に対する欧州中央 銀行(ECB)の懸念は和らぎそうだ。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が2日発表した5月の ユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.3%上昇と、 伸び率はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の0.2%を上回っ た。コアインフレ率は0.9%に上昇し、9カ月ぶりの高水準。

この日の発表を前に、スペインやイタリア、ドイツでインフレ率に 改善が見られ、ドイツの5月の数値は8カ月ぶり高水準となっていた。 主な要因は原油相場の回復で、これはECBが3日の定例政策委員会で 討議する最新の経済見通しに反映される可能性がある。

ウニクレディト(ミラノ)のチーフ・ユーロ圏エコノミスト、マル コ・バリ氏は「デフレの脅威は消えた」とし、「原油価格がインフレ率 を押し上げる圧力を強めている。潜在的なトレンドはまだ弱いものの、 デフレではない」と語った。

ECBのこれまでの予想によれば、インフレ率は今年が平均ゼロと なった後、2017年までに1.8%への上昇が見込まれる。

原題:Euro-Area Prices Rise in Relief for ECB After Deflation Scare(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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