4月実質賃金、前年比0.1%増-2年ぶりプラス、増税の影響剥落

物価の影響を加味した実質賃金が2年ぶりに プラスとなった。消費増税などによる物価の上昇に追いつかない状況が 続いていたが、4月は物価をわずかに上回った。

厚生労働省が2日発表した毎月勤労統計調査によると、4月の実質 賃金は前年同月比0.1%増だった。3月は2.7%減(修正値)だった。現 金給与総額(従業員5人以上の事業所)は0.9%増の27万4577円。ブル ームバーグによる調査では0.3%増が予想されていた。

SMBC日興証券の宮前耕也氏によると、消費増税が実施された昨 年4月との比較であるため、物価への影響が剥落し物価上昇率が縮小し たことや、名目賃金の増加が寄与した。

宮前氏は「ぎりぎりのプラス。確報段階ではマイナスになる可能性 もある」と分析。今後については「プラスとマイナスを行ったり来たり でゼロ近傍での推移になるだろう」と予想した。消費に対する影響も 「昨年末から消費マインドは上がってきているので、影響は限定的だ が、政府にとってはプラス化ということで一応の好材料となろう」と述 べた。

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