任天堂が5月末に発売したシューティングゲ ーム「スプラトゥーン」が海外のゲーム評価サイトで高評価を得てい る。熱狂的なファンに人気のシューティングゲームという分野で、家族 で遊べるゲームを重視する任天堂の提案が受け入れられた格好だ。

スプラトゥーンは、複数の評価サイトを統合する「メタクリティッ ク」で81点を獲得。2014年に最も売れたゲーム「コール・オブ・デュー ティ・アドバンスド・ウォーフェア」の83点と並ぶ評価となっている。

スプラトゥーンでは、インクを発射する水鉄砲のような銃を使い、 床や壁をどれだけ塗り替えたかで勝敗を競う。実際の戦闘を模した通常 のシューティングゲームとは異なり、イカと人間の形のコミカルなキャ ラクターが活躍する。任天堂が浮上を狙う据え置き型ゲーム機「Wii (ウィー)U」用で、据え置き型では同社初のオンライン対戦型のシュ ーティングゲームとなる。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、世界で百万本単位で売 れると分析。通常のシューティングゲームに残虐なイメージがあるのに 対し、「撃っているのが水鉄砲なのでイメージが悪くない」と述べた。

広報担当の皆川恭広氏は「世界的に売れ行きは好調」と話した。ま た、まったく新しいキャラクターで、まったく新しいジャンルのゲーム を出したと述べ、マリオやゼルダのようなキャラクターに育てていきた いと話した。

Uは発売以来、苦戦が続いており、同社の予想によると今期(2016 年3月期)の販売台数も前期並みの340万台にとどまる見込みだ。一 方、任天堂はスマートフォン向けゲームの配信や米ユニバーサル・パー クス・アンド・リゾーツと組んでテーマパークに参入するなど、これま で見られなかった動きを具体化させている。

エース経済研究所の安田氏は、スマホ向けゲーム参入の発表以降、 ヒット作が出るなど「流れが来ている」と説明。スプラトゥーンのよう な好ゲームを「積み重ねないと状況は変えられない」と述べた。

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