富裕層未満の高所得者「HENRYs」、引き続き消費に慎重

富裕層に近い人々が消費支出を手控えてお り、米経済成長の足かせとなっている。

1930年代以降で最悪のリセッション(景気後退)から6年がたつ が、年収10万-24万9999ドル(約1250万-3120万円)の米国人は裁量余 地の大きい買い物をする際、依然「非常に慎重な判断」をしている。こ う指摘するのはペンシルベニア州スティーブンスの高級品調査会社ユニ ティ・マーケティングのパム・ダンジガー社長だ。「賢明な姿勢だが、 経済にとっては良いことではない」と話す。

同社長はこうした準富裕層を「HENRYs(ヘンリーズ)」と呼 ぶ。「high earners not rich yet(高所得者だがまだリッチではな い)」の略だ。所得の伸び悩みが購買力を抑制し、こうした消費者層は 「締め付けられている」と感じているのだと説明する。同社のデータに よれば、準富裕層は2014年10-12月(第4四半期)に高級品・サービス 支出を前年同期に比べ10%減らした。

準富裕層を買い手とする小売企業が痛手を受けているのは驚くこと ではない。ラルフローレンとコーチは過去5四半期のうち3四半期で売 り上げの伸びがアナリスト予想に届かなかった。

ダンジガー社長によれば、年収25万ドル以上の米国人も出費を抑え ており、昨年10-12月期の高級品・サービス支出は前年同期比で17%減 った。この層は米国の全世帯の2%、準富裕層は18%だという。

原題:Frugality of High Earners in U.S. Shows Long Shadow of Recession(抜粋)

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