インド株買い時-アッシュバートン、中国株人気に逆行の戦略

海外ファンドは5月、インド株をこの1年10 カ月で最も大きく売り越し、代わりに中国株を買った。ところがアッシ ュバートン・インベストメンツはその反対の行動を取っている。

アッシュバートンの株式責任者ジョナサン・シースル氏は、バリュ エーション(株価評価)の低下で、中国株を売ってインド株の「ポジシ ョンを構築する素晴らしい好機が訪れている」と指摘。同氏が運用する インド株式ファンドは約3年前の組成以来、プラス79%のリターンを挙 げているという。

インド株の指標であるS&P・BSEセンセックスの株価収益率 (PER、今後1年の予想収益ベース)は中国の上海総合指数と比べ て16%の割安水準で、その差は2009年11月以来最も大きい。上海総合指 数は年初来で49%上昇。一方、センセックスの上昇率は1.3%にとどま っている。MSCI・BRIC指数は12%上昇。

インドの経済・企業収益見通しが中国よりも明るいこともアッシュ バートンの主張を裏付けている。インドの経済成長率は1-3月(第1 四半期)に7.5%と、中国の7%を上回った。国際通貨基金(IMF) は今年度のインドの成長ペースは中国をしのぐと予想している。

ブルームバーグがまとめたアナリストの予想では、センセックス指 数の構成企業の利益は今後1年で45%増える見通し。上海総合指数の構 成企業は33%増が見込まれている。

モディ首相の主要な景気対策をやり遂げる能力について期待が後退 したほか、中国株の上昇が大きくなり過ぎて無視できなくなったことか ら、海外投資家のインド株への関心が薄れてきている。

原題:China Stock Fever Sends Message to Ashburton: Time to Buy India(抜粋)

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