国営の商品取引会社が急成長-グレンコアやカーギルに挑む

アゼルバイジャンのソカール・トレーディン グが今年、創業100年を超える商品取引会社フィブロの一部を引き継い だ際、新たなトレンドが生まれた。それは、天然資源を売買する大規模 国営企業の出現だ。

アゼルバイジャンだけではない。サウジアラビアや中国、オマー ン、タイ、ロシアも、スイスのグレンコアや米カーギル、スイスのビト ル・グループ、オランダのトラフィギュラ・ビヘーアなど既存の石油・ 穀物取引会社を通さず、商品を直接調達し売買する国営企業の創設また は増強を進めている。

ソカール・トレーディングのアルズ・アジモフ最高経営責任者 (CEO)はインタビューで「各国は自国の生産物の取引を行うか、供 給を確保したいと考えている。国営企業が取引部門を創設するトレンド がある」と指摘する。

新たに設立された国営取引会社は豊富な資金と強い熱意を持ってい る。各社は買収や急速な成長によって能力を増強しており、そのために 欧米の競合企業から幹部を引き抜くこともある。そして、現在優勢な企 業グループのビジネスモデルに徐々に打撃を与える可能性がある。

ソカールは3月にフィブロの残存事業を買収した。フィブロはかつ て投資銀行のソロモン・ブラザーズを保有し、過去1世紀の大半の期 間、商品市場で優位に立っていたが、ここ10年は事業を縮小していた。

原題:State Commodity Traders Grow to Take On Glencore, Cargill (1)(抜粋)

--取材協力:Andy Hoffman、Isis Almeida.

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