ユーロ圏:5月の製造業PMI改定、52.2-辛うじて拡大持続

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ユーロ圏では5月の製造業活動が「緩慢な」 ペースで拡大した。原材料価格の上昇に製品値上げで対応することが難 しい状況も示された。

英マークイット・エコノミクスが1日発表した5月のユーロ圏製造 業購買担当者指数(PMI)改定値は52.2と、4月の52.0から上昇。速 報値(52.3)から下方修正されたものの、活動拡大・縮小の分かれ目で ある50は1年11カ月連続で上回った。

原油相場の回復とユーロ安を背景に仕入れ価格はここ3年で最も上 がった。その一方で、マークイットが発表した5月の出荷価格指数は50 と前月の50.1から低下し、企業の利益率圧迫が示唆される。過去1年で 同指数が50を下回った月は7回を数える。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏に よれば、PMI指数は製造業が四半期ベースで約0.5%成長している状 況を示唆。経済成長率は、1-3月(第1四半期)と同ペースの0.4% 実現が支えられるという。

ウィリアムソン氏はさらに「成長ペースは目覚しいというよりは緩 慢だ」とし、域内で「引き続き苦戦している国があるのは明らかだ」と 語った。

ドイツの製造業PMI改定値は51.1と、4月の52.1から低下。フラ ンスの指数は49.4で、前月の48から改善した。

原題:Euro-Area Factories Eke Out Modest Growth as Prices Stagnate(抜粋)

--取材協力:Ainhoa Goyeneche、Harumi Ichikura.

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