中国:5月製造業PMI上昇、政策効果じわり-なお緩和予想も

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中国の製造業活動を測る指数は5月に上昇し た。当局が講じてきた金融政策と財政ルールの緩和が景気減速の影響を 和らげるのに寄与したことが示唆された。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した5月の製造業 購買担当者指数(PMI)は50.2。ブルームバーグ・ニュースがまとめ た市場予想中央値の50.3には届かなかった。同指数は50を上回ると、製 造業活動の拡大を示す。

当局は政策金利や市中銀行の預金準備率を引き下げたほか、地方政 府の資金調達に関する規定を緩めた。

野村ホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、趙揚氏(香 港在勤)は「これまでの緩和策の累積効果が主に反映されている」と指 摘。「安定化によって政策緩和ペースが若干鈍る可能性はあるが、これ で終わりではない。当社はさらなる金融緩和を見込んでいる」と述べ た。趙氏は次に取られる措置は預金準備率の追加引き下げで、時期は7 月と予想した。

同時に発表された5月の非製造業PMIは53.2。4月は53.4だっ た。製造業PMIでは生産と新規受注、雇用の指数が改善した。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが同日 発表した5月の中国製造業PMI改定値は49.2となった。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は「中国経済は5、6月に安定化しつつある。7 -12月(下期)にはより力強い回復が見られるだろう」と指摘。「金 融・財政面などの力強い政策措置が効果を表しつつある。不動産市場は 持ち直しつつあり、株価上昇による資産効果は下期に顕在化すると思わ れる」と語った。

原題:China Factory Gauge Shows Sign of Stabilization After Easing (2)(抜粋)

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