為替ヘッジ付き日本ファンド需要増加-円安で7週ぶり高水準

円相場が対ドルで12年ぶりの安値に下落した ことから、円の変動から収益を守る為替ヘッジ付き投資ファンドの需要 が再燃している。

ブルームバーグの集計データによると、円相場の変動に対して為替 ヘッジのある米上場投資信託(ETF)上位3本に向かった資金は7週 間ぶりの高水準となった。「ウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・ エクイティ・ファンド」と「ドイチェX-トラッカーズMSCIジャパ ン・ヘッジド・エクイティETF」、「iシェアーズ・カレンシー・ヘ ッジドMSCIジャパンETF」には5月29日終了週に3億5200万ドル (約440億円)が流入。4月10日終了週以来の高水準となった。

市場では米連邦準備制度が年内に利上げする一方、日本の当局は前 例のない景気刺激策を続行するとの見方が強まっており、ドルは対円 で2002年12月以来の高値を付けている。

キャンター・フィッツジェラルドのETF事業担当シニアマネジン グディレクター、エリック・リクテンスタイン氏は1日に電話インタビ ューで、「これらのファンドに再び資金が向かっている。ドルが円とユ ーロに対して軟化し始めていた4月には一部でこれらの取引の清算も見 られたが、そうした動きは停止し再び資金が流入し始めていると思う」 と語った。

ドルが幅広く軟調になる中で円が昨年7月以来の狭いレンジで取引 されていた5月1日終了週には、資金流入は4カ月余りで最低となって いた。

原題:Yen Slide Lifts Demand for Hedged Japan Funds to 7-Week High (1)(抜粋)

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