タカタ、エアバッグ部品の設計見直しへ-死亡事故との関連で

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タカタが自動車メーカー各社に先月出荷した エアバッグの交換キットの約半分は、他社製のインフレーター(ガス発 生装置)を使っている。その一部はインフレーターの破裂で6人が死亡 した事故の車両とは異なる化学物質を使用している。

タカタが1日に電子メールで配布した資料によると、他社製インフ レーターの割合は年末までに70%に達する見通しという。タカタは欠陥 のあるエアバッグを交換するために実施している約3400万台のリコール (無料の回収・修理)で競合他社に依存している。自動車の安全性をめ ぐる米国でのリコールとしては過去最大。

タカタがインフレーターの推進剤として使っている硝酸アンモニウ ムは高湿度と水分によって不安定となり、インフレーターの容器が破裂 して金属片などが飛び散る恐れがあることが判明している。タカタによ ると、安定化させたバージョンの硝酸アンモニウムはなお安全だとい う。

タカタは「相安定化硝酸アンモニウムの推進剤は、適切に設計・製 造されればエアバッグのインフレーターに安全かつ効率的に使うことが 可能であり、われわれは引き続き使用する」と説明。「当社の交換用エ アバッグが安全であると確信している」とした。

リコールは段階的に実施

タカタの北米担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ケビン・ ケネディ氏は2日に米下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言す る。事前に提出された証言のテキストによると、運転席側エアバッグの インフレーターの全米リコールは段階的に実施される予定。テキストは 1日に同委のウェブサイトに掲載された。

ケネディ氏は「当社の交換キットで運転席側インフレーターを新し いバージョンに移行することや、硝酸アンモニウムの推進剤を含まない 他社製インフレーターの使用でわれわれは自動車メーカー各社と取り組 んでいる」と述べた。

ケネディ氏はさらに、エアバッグのインフレーターの欠陥は極めて まれであり、運転席側での不具合の発生は10万回の作動のうち9件未満 だと説明した。

同社の発表資料によると、硝酸アンモニウムから他の化学物質への 切り替えは行わないという。

原題:Takata to Redesign Part Linked to Fatal Air-Bag Explosions (1)(抜粋)

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