欧州とIMF:ギリシャ協議を一層強力に進める必要性で一致

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欧州首脳と国際通貨基金(IMF)専務理事 はベルリンで会談し、ギリシャ支援協議を一段と強力に推し進めること で一致した。ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避策を議論するた め緊急会合を開いた。

2日未明まで続いた会談にはメルケル独首相とラガルドIMF専務 理事、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、オランド仏大統領、ユンケ ル欧州委員長が参加。事情に詳しい関係者2人によれば、会談の目的は ギリシャが今後検討し得る提案を取りまとめることだった。

独首相府は会談終了後の声明で、5人の首脳が「一段と強力に取り 組みを継続する必要があるという点で一致した」とし、「このところ緊 密に連絡を取ってきたが、5人のほか当然ながらギリシャ政府も含めて 今後もそうしていく」ことでも同意したと述べた。

ギリシャは5日に今月最初のIMF返済期日を迎えることから、ギ リシャ支援協議を早急に打開する必要性が一段と高まっている。ギリシ ャは5日の返済は可能だと述べているが、6月中にさらに多額の返済が あと3回控えており、4回合計の返済額は約16億ユーロ(約2180億円) に達する。また同国向け救済パッケージは6月末で失効する。

5カ月目に入ったギリシャとの協議の間、合意期限は延期されてき た。年金と労働法をめぐる意見の隔たりは埋まらず、会合や電話協議、 首脳会談でも成果は挙がっていない。

ニューヨーク大学スターン経営大学院のニコラス・エコノミデス教 授は「ギリシャにとっては、可もなく不可もない合意でも破綻よりはず っと良い」と指摘。「ユーロ圏内の破綻は対処が極めて難しく、ECB の多大な支援が必要となるが、その可能性は低い」と分析した。

ギリシャ政府スポークスマンは1日、ギリシャが取るべき経済措置 に関する実務協議を再開しており、合意の用意は整っていないものの近 づいていると発言した。同国は現行支援パッケージからの約70億ユーロ の融資確保を目指している。

原題:Europe’s Leaders Deciding Greek Fate Agree Talks Must Intensify(抜粋)

--取材協力:Arne Delfs、Corina Ruhe、Max Julius、Kasia Klimasinska.

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